ワシントン(CNN) ウィラード米太平洋軍司令官は6日の下院軍事委員会で証言し、中国が南シナ海における圧力を強める中、米軍もオーストラリア軍と連携し、南シナ海でのプレゼンスを強化する必要があると訴えた。 ウィラード氏は、オーストラリアの既存の軍事力の一部を有効活用することにより、米太平洋海軍の東南アジアや南シナ海地域への関与を強化できるとし、オーストラリア側も米軍との連携強化に前向きだと語った。 ここ数年、海軍など軍備増強を進める中国が南シナ海の領有権を主張しているが、米国など多くの国が異議を唱えている。 ロバート・ゲーツ米国防長官は、米軍がオーストラリアの既存の基地にローテーションを組んで駐留する案を検討中としているが太平洋上に恒久基地を新設する考えはないと述べた。この計画は中国の抑制が目的かとの質問に対し、ゲーツ長官は「これは対中国というより、(南シナ海における)米国のプレゼンスの維持