収容者とその子ども。マリの首都バマコにあるボレー刑務所にて(2021年5月21日撮影)。(c)Michele Cattani / AFP 【7月11日 AFP】子どもたちの笑い声、ヨガ教室、職業訓練──西アフリカ・マリにある女子刑務所は、内戦で荒れ果てたサヘル(Sahel)地域の至る所で見かけるぼろぼろの過密な刑務所とは懸け離れている。 首都バマコにあるボレー(Bolle)刑務所のさびついたドアと黄土色の壁を通り抜けると、ここが刑務所だとはほとんど分からない。 女性が雑穀をたたき、子どもたちは保育所の滑り台で遊んでいる。 長期刑で収監されているマリアム受刑者はAFPに対し、収容されている144人は強い連帯感で結ばれていると話す。「お互いに協力し合っている」が、新参者も歓迎だという。 ボレーは、2012年から激しい戦闘が続くサヘル地域にある女子刑務所の一つだ。 男性受刑者やイスラム過激派の戦