パルミラ博物館で破壊行為=遺跡都市制圧の「イスラム国」−シリア パルミラ博物館で破壊行為=遺跡都市制圧の「イスラム国」−シリア 【カイロ時事】AFP通信によると、シリア高官は23日、首都ダマスカスで記者会見し、過激派組織「イスラム国」が制圧した中部の遺跡都市パルミラにある博物館に立ち入り、展示品の一部を破壊したことを明らかにした。 高官は、同組織が「21日にパルミラ博物館内に入り、先史時代の生活ぶりを伝えるために使われていた石こうの像を幾つか壊した」と述べた。この像はあくまで来館者への説明用に作られたもののようで、古代遺物に被害があったかははっきりしない。 また、同組織はパルミラの遺跡群を見渡せる古代の城に組織の旗を掲げたという。 博物館の収蔵品の大半は、同組織の手に渡るのを避けるため、制圧前にダマスカスに搬送された。ただ、3、4トンの重さがある大理石のひつぎなど一部の大きな収蔵品は