欧米諸国からウクライナへの戦闘機供与を巡り、スウェーデンのクリステション首相は21日、地元メディアで、19日に同国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領から供与を求められたスウェーデン製戦闘機「グリペン」を現時点で供与する予定はないと明らかにした。英紙ガーディアン(電子版)が伝えた。クリステション氏は一方で「将来のことは何も排除しない」とし、将来的な供与に含みも持たせた。 クリステション氏はグリペンを供与できない理由について、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)への加盟が最終承認されておらず、国防上の観点からグリペンがなお必要なためだと説明した。 一方、ウクライナのイグナト空軍報道官は21日、同国空軍がロシア軍に対して航空優勢を確保するには、複数の部隊を編成可能な計128機の欧米製戦闘機が必要だと指摘した。ウクライナメディアが伝えた。 ウクライナへの戦闘機供与を巡っては、オランダと