特別な理由がなければ,最低500Mバイトを確保しておけば十分ですが,緊急用の作業区画として4Gバイトほど用意しておくと安心です。 Linuxのインストール時に頭を悩ませるのが,スワップ区画にどの程度の容量を割り当てるかということです。スワップ区画とは,物理メモリーに入りきれないプロセスやデータを一時退避させる記録領域です。スワップ区画を設定することで,少ない物理メモリーしか搭載しないマシンでも大きなメモリーを必要とするプログラムの実行や,多数のプロセスを稼働させることなどができます*1。 最近はメモリーの低価格化が進んでいますから,個人のパソコンでも2Gバイト程度のメモリーを搭載するのは普通になってきました。この程度あれば,スワップ区画を設定しなくても通常は問題なくLinuxを利用できます。つまり十分な物理メモリーさえあれば,本来的にはスワップ区画は設定する必要はありませんし,設定する場合