『メッセージ』 - logical cypher scapeのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督による、『ブレードランナー』続編 『メッセージ』の映像・音響に魅力を感じていたので、本作でも、引き続き同様の方向での映像・音響を鑑賞することができて満足。 ちなみに、自分は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』も読んだし、前作である『ブレードランナー』も見たはずなのだが、ほとんど内容を覚えておらず、そういう状態で見に行った。 以下、ネタバレこみで、思いついたところから感想をがりがりと書いていく。 映像・音響 映像というか画面の美としては、グルスキーっぽい感じがあるように思えたシーンがいくつかあった。 代表的なものとしては、冒頭の、予告編にも使われている、円形に並んでいる太陽光発電の空撮ショット(映っているモノよりも先にその幾何学的模様に目がいく点) 孤児院のところも、ちょっとグルスキーっぽいと言えないことも