世界で食用とされている蛾のサナギにはいくつかある。 その一つが日本のカイコでもあるのだけど、カイコにも多数の品種があり日本以外に韓国やタイなどでも絹がとられ、いずれも副産物であるサナギは食用とされている。 そんなカイコ同様にワイルドシルク(野蚕絹)として利用されているものにヤママユの仲間がある。 エリサン・サクサン・シンジュサン・テンサンなど、繭の色や手触りは様々だが長糸による繭を作るものは古くから利用されてきたようで、これらの蛹もカイコ同様に食用となる。 日本で天然記念物のヨナグニサンもこの仲間で、タイなどのアタカス蚕のような繭らしい。 サクサンに至っては日本でも食用の蛹が500gパックで購入することができるし、居酒屋でつまみに出しているところもある。 ↑ これなんかも単にカイコと書かれているが、おそらくサクサンの蛹。 扱っている居酒屋でも単にカイコとして表記しているところがあるようだが