中国で悪質な起動時広告が横行している。じゃまな広告を消すつもりでスワイプをすると、それが広告表示に同意した動作とみなされ、ランディングページが表示されるというものだ。あまりの悪質ぶりに、中国工信部が規制に乗り出したと雷科技が報じた。 ユーザー体験の悪い起動時広告 アプリの起動時広告が問題になっている。起動時広告とは、アプリを起動した時に表示される全面広告。以前のスマートフォンは性能が限られていたため、多くのアプリを起動するのに数秒かかっていた。その待ち時間に全画面広告を表示するという一種のスキマ広告だった。 それがスマホの性能があがり、アプリが起動するまでの待ち時間がほとんどなくなっても、起動時広告だけが残った。起動時広告を消さなければアプリの画面に遷移ができない状態だけが残った。 しかも、起動時広告を消すための「×」ボタンや「skip」ボタンは意図的に見つけづらくするなどの”工夫”もされ
![ユーザーの誤操作を誘う起動時広告。その悪質ぶりに、中国工信部が規制に乗り出す事態に - 中華IT最新事情](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/709186f39f5885c0df23ab907e3135a25e3ebeef/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ft%2Ftamakino%2F20230309%2F20230309125843.png)