NHKの連続テレビ小説「なつぞら」では、第13週の終わりに、ヒロイン・奥原なつ(広瀬すず)の育った北海道・十勝の柴田家に電話が取りつけられ、東京に住むなつと家族が連絡をとりやすくなった。先週放送の第14週では、さっそくこの電話が活躍した。 十勝の家に、なつの実妹・千遥(清原果耶)が突然現れたと、なつの養母の柴田富士子(松嶋菜々子)が彼女の勤務先の東洋動画まで電話をかけて伝えてくれたのだ(7月1日放送の第79話)。千遥は、戦争で実の両親を失ったあと、なつと兄の咲太郎(岡田将生)とも終戦直後に生き別れ、10年以上行方不明になっていた。富士子から知らせを受け、なつは会社を早退して下宿先に戻ると、咲太郎とともにあらためて十勝に電話をかける(同2日放送の第80話)。 千遥は、姉たちには自分がここへ来たことは黙っていてほしいと伝えていた。しかし富士子たち家族はなつが千遥をずっと探していたのを知っている