結末には、最高潮のカタルシスが待つ 2017年8月3日に発売された『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』。本作は、『逆転裁判』に登場する成歩堂龍一の先祖である、成歩堂龍ノ介の奮闘を描いた『逆転』シリーズ最新作だ。本稿では、本作をエンディングまでプレイした記事担当編集者によるインプレッションをお届けしよう。 ※本記事は、週刊ファミ通8月10日号(7月27日発売)に掲載されたものを編集、加筆、再構成したものです。 前作『大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-』(以下、『冒險』)の発売から、早2年。この『冒險』は『冒險』で、事件はきちんと完結しているのだけど、その中で、非常に期待感を持たせる伏線が多く提示された。その点が、人によっては、物語が未完で、尻切れトンボだと感じたプレイヤーもいたかもしれない。 そういう人たちは、本作『大逆転裁判2 -成歩堂龍ノ介の覺悟-』に対して、「本当に《謎》が解消され