2004年6月17日、長期金利の代表的指標となる新発10年物国債の流通利回りは、1.940%まで上昇(国債価格は下落)しました。終値で1.9%台に乗るのは、2000年9月21日以来で約3年9か月振りです。2001年3月に日銀が量的緩和政策を採用して以降の最高水準を更新しました。 さて、よく話題にのぼる長期金利とはどのようなモノなのでしょうか? 長期金利とは、「1年以上の借入金の金利」のことです。新聞紙上などでは、国が発行する10年物国債(長期国債)の中で流通量が多い銘柄の利回りを基準として用いており、住宅ローンの金利や銀行が企業へ融資する際の金利を決める目安になっています。 ※国債とは?