ブックマーク / yamaiki.net (195)

  • 見た目も楽しいヒョウタン(瓢箪)

    散歩道沿いの石垣に、ヒョウタン(瓢箪)がぶら下がっていました。 ヒョウタンと言えば豊臣秀吉が頭に浮かびますが、 戦の時に掲げる馬印に、瓢箪を描いていており、 戦に勝つたびに数を増やし、千成瓢箪とよばれたそうです。 写真のヒョウタンは、上部が膨らんでおらず、 典型的なものとは少し違っていますが、 種類によって形は違ってくるようです。 このヒョウタン、日の在来種ではなく、 縄文時代に北アフリカから伝わったものだそうです。 古代人が種を大事に運んできたのでしょうか。 ちょっと興味深いですね。 ヒョウタンの名前について調べてみました。 「瓢」は、ウリ科のユウガオ(夕顔)やトウガン(冬瓜)のことで、 「箪」は、竹で編んだ目の細かいカゴを意味するので、 ヒョウタンが容器として用いられてきたためこのようにつけられたようです。 ツルのあちこちから伸びた果柄の先に、 ヒョウタンの口がついてぶら下がっていま

    見た目も楽しいヒョウタン(瓢箪)
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    hdpn 2024/09/11
    拝読&応援しました😀
  • 海辺近くで見られるハマカンゾウ(浜萱草)

    葉は、長さ60~70cm 幅1~1.5cmと細長く、 先端は垂れ下がった状態になりますが、 肉厚で冬にも枯れずに常緑を保ちます。 また、ほかのワスレグサと同じように、 若葉やツボミは用になり、べる楽しみもあります。 浜辺近くでよく見られるハマカンゾウ、内陸部でも育ち、鮮やかなオレンジのきれいな花を見せてくれるようです。 ハマカンゾウの基情報・花言葉 ハマカンゾウ(浜萱草)は、関東地方南部以西の海岸近くに自生するツルボラン科ワスレグサ属の常緑多年草です。 名前は、浜辺で咲く、カンゾウ(萱草)を意味します。 カンゾウ(萱草)は、漢名を音読みしたもの。 ワスレグサ属に分類されるのは、 花が一日花とされることに由来します。 学名は、Hemerocallis fulva var. littorea 各語はラテン語で、hemerocallis : 一日の美、fulva :黄褐色、littorea

    海辺近くで見られるハマカンゾウ(浜萱草)
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    hdpn 2024/08/29
  • 煙は出ないナンバンギセル(南蛮煙管)

    こちらは、大阪公立大学附属植物で撮影させていただいた、 ナンバンギセル(南蛮煙管)の花です。 いくつも伸びた花柄の先に、赤紫で筒状の花が咲いています。 花の長さは2~3cmほどで、先はあまり開いていませんが、 先端は5枚に分かれて咲いています。 植物は普通、葉緑体を持ち、自分で光合成をして育ちますが、 ナンバンギセルは葉緑体を持たず、他の植物から栄養をもらって育つ寄生植物で、 ススキなどのイネ科の植物などに寄生します。 以前記事にした、ネナシカズラも寄生植物です。 他人から栄養をもらって生きている要領のいい植物ですが、 寄生する相手がいないと生きていけない不安定な生き方でもあります。 写真のように、独特の形をした花で、 この形から、江戸時代に南蛮から入ってきたキセルににているとして、 ナンバンギセルと呼ばれるようになったとのことです。

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    hdpn 2024/08/17
  • 初夏に爽やかなブル―デージー

    ブルーデイジーは、南アフリカ原産のキク科ルリヒナギク(フェリシア)属の一年草または多年草で、3~5月、10~12月にかけて、たくさんに枝分かれした茎の先に、直径3cmほどの頭状花を一つ咲かせます。和名 ... Copyright © 2024 山に出かけてecoライフ All Rights Reserved.

    初夏に爽やかなブル―デージー
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    hdpn 2024/06/15
  • ベルのような花が可愛いポポーとその実

    我が家のポポーの樹に初めて花が咲きました。 樹木の花は咲き出すまでに時間がかかることが多いようですが、 花が咲き出した時は、うれしさもひとしおのものがあります。 花は葉が出るのとほぼ同じ時期に咲き出しますが、 写真のようなベルのような形が特徴的で、 枝の先の方から複数個咲き、最初は緑いろで、その後、チョコレートのような暗紫色に変化します。 5年前に3植えて、なかなか咲きませんでしたが、 今年4月に、ふと気が付くと写真のように花がついていました。 ただ、3のうちの2にだけに咲き、残り1はまだ咲いていません。 樹の成長具合にもよるようです。 ポポーは、自家不和合性が高いといわれ、異なった品種を植えることによって実の付きがよくなるとのことです。 今年は何とか異なった種類の2に花が咲いたので、うまくいくと、実がつくかもしれないと期待しています。 ポポーは、明治時代に北アメリカから渡来しま

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    hdpn 2024/05/05
  • 春の陽光に咲くネモフィラ(ルリカラクサ、瑠璃唐草)の青い花

    4月半ばになると、日各地の公園で、たくさんのネモフィラが咲き出します。 春の光の中で咲くたくさんのネモフィラは見ごたえがありますが、 ネモフィラが日に渡来したのは1914年(大正3年)といわれ、 意外に早かったようです。 ネモフィラ(Nemophila)の名前は、ギリシャ語で「小さな森」を意味する「nemos」と、 「愛する」を意味する「phileo」が語源で、 森近くの日当たりのいい場所で咲くことに由来しているようです。 英名は、Baby blue eyes。 花の姿から、赤ん坊のブルーの瞳を連想してつけられています。 和名は、ルリカラクサ(瑠璃唐草)。 瑠璃色の花と、唐草模様のように深い切れ込みのある葉に由来します。 花の直径は2~3cmほどと小さく、 全体に青く、中心部が白い花びらが5枚つき、 先端が2つに分かれた雌しべが1、 先端に濃紫いろの葯をつけた5の雄しべがついていま

    春の陽光に咲くネモフィラ(ルリカラクサ、瑠璃唐草)の青い花
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    hdpn 2024/04/20
  • 春の水辺で白く咲くミズバショウ(水芭蕉)

    こちらのミズバショウ(水芭蕉)は、4月初めに、奈良県桜井市の鹿華苑で撮らせていただきました。 苑内の一角に設けられた、鹿の侵入を防止する柵の中に植えられており、 4、5個の花が咲いていました。 残念なことに何者かにべられたらしい株も見られましたが、 無事に咲いたものもあり、幸運でした。 ミズバショウは、北海道を含む兵庫県以北に自生すると言われますが、 奈良県中部の桜井市でも栽培されています。 この花がミズバショウと呼ばれるのは、 水辺で咲き、花のあとの葉が大きくなってバショウの葉のようになるためとする説や、 松尾芭蕉が門人からもらったミズバショウを庭に植えたためとする説があります。 ミズバショウは、「夏の思い出」の歌で知られていますが、 この歌を詠んだ尾瀬のミズバショウが5~6月に咲くことから、 夏の思い出となったようです。 このため、花言葉は、この歌にちなんで「美しい思い出」。 ちなみ

    春の水辺で白く咲くミズバショウ(水芭蕉)
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    hdpn 2024/04/11
  • 春の人気者、カタクリ(片栗)の花

    奈良県宇陀市の森野吉野葛舗が所有される、森野旧薬園に伺い、カタクリの花を撮らせていただきました。 森野吉野葛舗は、450年ほど前に吉野郡下市町で葛粉(吉野葛)の製造を始められ、 元和2年(1616年)に、より環境が適した現在の宇陀市に移住されました。 そして、江戸時代中期の享保14年(1729年)に森野薬園が開設され、 現在も約250種類の草花が育てられています。 カタクリの開花は、3月末ごろから始まると聞いて3月22日に訪問したところ、 開花したものが少なく、27日に再訪しました。 フクジュソウ(福寿草)と同じように、 早春の限られた期間に現れて短く咲き、夏には枯れて地下で暮らす植物で、 「春の妖精(スプリング・エフェメラル)」と呼ばれます。 イタチザサと呼ばれる背の低い笹が見られる中で、 カタクリの薄紫の花がたくさん咲いていました。 花の直径は4~5cmほどで、想像していたより少し

    春の人気者、カタクリ(片栗)の花
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    hdpn 2024/03/30
  • 早春を彩るフクジュソウ(福寿草)

    2月中旬を過ぎ、雨の中でフクジュソウ(福寿草)が咲き出しました。 春には黄色い花が多いと言われますが、 ロウバイ、オウバイに続き、待ちかねたように鮮やかな黄いろで咲きました。 2月は旧暦の正月にあたり、このころに咲くので縁起がいいとされ、 幸福と長寿の文字をとって福寿草とつけられたと言われます。 フクジュソウは日固有種で有毒植物ですが、北海道から九州に自生し、 3種類の仲間がいます。(詳しくは基情報を参照ください。) 別名は、エダウチフクジュソウ。 ガンジツソウ(元日草)や「ツイタチソウ(朔日草)」とも呼ばれます。 茎が10cmほどに伸び、葉が出る前の茎の先端に、直径3~4cmほどの花を咲かせています。 花の周囲には11~15枚の花びらをつけ、中心部にたくさんの雄しべと雌しべが見られます。 この間までは、根からツボミだけ顔を出していましたが、 茎を伸ばしながら咲いてきたようです。 先の

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    hdpn 2024/02/22
  • 冬に赤い実をつける縁起物の百両、万両との違い

    ヒャクリョウは、7月ごろに、 4~7cmの花序柄の先に、 10個ほどの白い花を下向きに咲かせます。 写真のように花びらは白く、 花びらの先は5つに分かれています。 花の直径は8mmほどと小さな花で、 たくさんで咲くので目につきますが、 花としてはあまり注目されず、 主役は赤い実になります。 ヒャクリョウの葉と幹 葉は互生し、長さ8~20cm 幅1.5~4cmほどの長い楕円形で、 8対ほどの側脈がみられ、先端は徐々にほそくなります。 縁に低い波状の鋸歯があり、鋸歯間に腺点があります。 また。葉は厚く、無毛です。 マンリョウの葉との違いは、 長さ7~15 cm,幅2~4 cmと小さめで、波打っているのが特徴で、大き目の鋸歯があります。 じじょヒャクリョウの幹ヒャクリョウの幹は太さ1cmほどで、 枝分かれせずにまっすぐのび、樹皮は茶褐色で、 樹高は20~100cmほどになります。 マンリョウの樹

    冬に赤い実をつける縁起物の百両、万両との違い
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    hdpn 2024/02/08
  • 枝にたくさんのトゲをつけ、赤い実をつけるアリドオシ(蟻通し、一両)

    アリドオシ(蟻通し)は、センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)と同じように、 冬に赤い実をつける縁起のいい植物とされ、一両とも呼ばれます。 江戸時代に、お金がずっとあるようにという意味の言葉あそびで、 「千両、万両、有り通し(アリドオシ)」(「千両や万両をずっと持ち続ける」という意味) と言われていたことから、一両の名前がつけられたいわれます。 樹高は20~60cmほどと小さく、中国、朝鮮半島や、 日の関東以西に自生するアカネ科の常緑低木広葉樹です。 草丈が10~30cmほどの十両(ヤブコウジ)に較べると大きめですが、 こちらは、一両されました。 写真のように、枝に鋭いトゲがあるのが特徴で、 このトゲが蟻を刺し貫きそうだとか、 トゲのためにアリも通れそうにない、 などとして、アリドウシ(蟻通し)と名づけられました。

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    hdpn 2024/02/01
  • 赤い実が綺麗なヤブコウジ(十両、ヤマタチバナ)、ツルコウジとの違い

    冬に艶のあるきれいな赤い実をつけ、正月の寄せ植えなどに使われるヤブコウジ(藪柑子)は、 万葉集ではヤマタチバナ(山橘)の名で読まれ、古くから親しまれてきました。 茎の高さは20cmほどと小さく、葉の近くから伸びた果柄に、 5mmほどのちいさな赤い実を数個つけており、 冬枯れで殺風景ななかで、目を引きます。 実の形は、リンゴやサクランボのように感じますが、 昔の人は柑橘類の実をイメージして名をつけたようです。 ヤブコウジは、藪のようなところに生え、実の形が柑橘類のコウジ(柑子)ににているとして名づけられ、 ヤマタチバナの名前も、柑橘類のタチバナ(橘)に由来すると言われます。 またの名は、ジュウリョウ(十両)で、 センリョウ(千両)やマンリョウ(万両)と同じように赤い実をつけることから つけられたようです。 両と名づけられた植物には、一両(アリドウシ)、百両(カラタチバナ)、億両(ミヤマシキミ

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    hdpn 2024/01/21
  • 強くてしなやかで縁起がいいタケ(竹)、その種類と違い

    タケ(竹)は縁起物と考えられ、門松などに使われます。 また、慶事のシンボルとされる「松竹梅」の一つとしても知られていますが、 こちらは中国に起源があります。 この三種類は、冬の寒い時期に元気な姿を見せる植物として、 歳寒三友(サイカンノサンユウ)と呼ばれ、 中国において宋時代(960~1279年ごろ)ごろから、画題としてよく取り上げられましたが、 それが日に伝わり、松竹梅として定着したと言われます。 このなかで、タケは地下茎を四方にのばして、新芽を出して増え、 真っ直ぐ上に向かって伸び、寒い冬にも元気に育つ様子から子孫繁栄の象徴とも考えられてきました。 竹は、イネ科の常緑性で、茎(稈)が木質化して樹のように大きくなりますが、 草的な特徴を持つため、多年草に分類されています。 漢字の竹は、葉の姿に基づく象形文字と言われますが、 語源は、高いを意味する「タ」と木の古語である「ケ」から作られ

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    hdpn 2024/01/10
  • 花の形が時計のようなトケイソウ(時計草、パッションフラワー)

    9月なかごろに、トケイソウ(時計草)の花が咲いていました。 フェンスに長く伸びたツルのあちこちに、直径が7~10cmほどのよく目立つ花がさいています。 花期は5~10月ごろと長い間咲きますが、朝咲いて夕方にしぼむ一日花です。 名前は、花の姿が時計ににているとしてトケイソウとつけられました。 花の中心部についた雌しべは3裂するのが特徴で、 多くの細長い糸状の副花冠が付き、黄色い葯の付いた雄しべ5つきます。 その周囲には、花びら5枚、萼片5枚が、同じ形で放射状につきます。 和名のトケイソウは、中心部に長く伸びた雌しべが3裂して時計の針のようにみえ、 周囲についた花びらが文字盤のように見えるとして名づけられました。 また、パッションフラワーは英名で、ラテン語で flos passionis と呼ばれていたものを、 英訳してpassion flowerとしたもので、「キリストの受難の花」を意味し

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    hdpn 2023/10/02
  • つるで伸び、白く小さな花を咲かせるアカネ(茜)

    庭のアジサイの樹に沿って伸びたツルが垂れ下がり、 3~4mmほどの小さな白い花が花序になってたくさん咲いています。 以前から、茎に間隔をおいて4枚の葉が輪生状についていたので、 何かなと思っていたのですが、8月末ごろから花が咲きだし、 アカネだと確信が持てました。 ヒマラヤ、アフガニスタン、中国、朝鮮半島などや、 日州以南に自生するアカネ科アカネ属のツル性多年草です。 ご覧のように、花びらが5枚で、なかに5の雄しべが見えます。 アカネは、根が赤いことからこの名前がつけられたといわれ、 古い時代から草木染に使われてきました。 夕焼けを表現するときなどに使われる茜色は、 この赤いいろに由来するようです。 別名は、マダー、アカネカズラ、ベニカズラ。 和歌の枕詞「茜さす」は、紫、日、月などを強調して使われますが、 こちらもアカネに由来します。 名前もしらない雑草のように思っていましたが、

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    hdpn 2023/09/26
  • 花のころに葉が白くなる水辺の野草、ハンゲショウ(半夏生、半化粧)

    7月の中ごろ撮ったハンゲショウ(半夏生、半化粧)の花です。 名前の半夏生は、七十二候のなかの半夏生(7月2日)のころに咲くためこう呼ばれたとか、 葉が半分白くなるので、名前を半化粧したといわれます。 もともとは半夏はカラスビシャク(烏柄杓)のことだったようですが、 後に、この植物に使われるようになったとのこです。 葉の表面が白く、裏面は緑なので、カタシロクサ(片白草)ともよばれます。 東南アジアや、日州以南の水辺などに自生し、6~8月ごろに茎の先端や、葉に対生して、10~15cmほどの長い花序を出して、小さな花をたくさんつけます。

    花のころに葉が白くなる水辺の野草、ハンゲショウ(半夏生、半化粧)
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    hdpn 2023/08/24
  • 水面で咲くアサザ(浅沙、阿佐佐)の黄色い花

    写真のように、ひろく広がったたくさんの葉のあちこちに黄いろい花が咲き、きれいだと思います。 花言葉は、「平静」「信頼」「しとやかな」。 「信頼」は、群生したアサザが、次々に一日だけ咲く様子に由来し、 「しとやかな」は、上品に咲く花の姿からつけられたといわれます。 アサザの葉 アサザの葉は、直径5~10cmのハート形で、スイレンの葉ににています。 葉の周囲にたくさんの茎が見られますが、地下茎から伸びて、 その先に葉をつけ水に浮かんでいます。 若い葉は用にされることもあるとのことです。 アサザは種子でもふえますが、出走枝を出してその先に根をつけることによっても繁殖するので、 写真のようにたくさんに広がって生えるようです。 暑い夏に水の上に葉を浮かべ、可憐な黄色い花を咲かせるアサザ、絶滅することなく増えてもらいたいですね。 アサザの基情報 アサザ(浅沙、阿佐佐)は、ユーラシア大陸の温帯地域に

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    hdpn 2023/07/29
  • コリアンダー(パクチ、コエンドロ)の白い花

    コリアンダ-(パクチ、コエンドロ)の白い花が咲いています。 一つひとつの花は、直径6mmほどの5弁の小さな花で、そのうちの3枚は大きくなっています。 そして、10個前後の花が花柄を介して一点につく散形花序になっており、その花序が5個ほど集まってさらに散形花序を形成する複散形花序になっています。 コリアンダーは、江戸時代(10世紀ごろ)渡来しましたが、独特の匂いがあるため、日料理では使われず、 1990年ごろからエスニック料理が盛んになるにしたがって栽培され、流通するようになったといわれます。(*^m^*) いまは、カレーなどの香辛料やサラダなど、いろんな形で使われているようですが、人によって好き嫌いがあるようですね。 もともとは、ポルトガル語に由来するコエンドロと呼ばれていたようですが、現在はコリアンダーやパクチと呼ばれています。 コリアンダーは英名で、古典ギリシア語の「Korianno

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    hdpn 2023/07/04
  • ケグワ(毛桑)の赤い実

    よく通る国道沿いのケグワ(毛桑)の実が赤く熟してきました。 直径1cm弱、長さ3cmほどのクワの実で、緑いろから赤く変化していますが、黒くなっているのは見られないようです。 たくさんの小さな実がついた複合果で、小さな黒い突起が見られますが、雌しべの残ったもののようです。 べて見ると、甘い味がしますが果汁がすくなくジューシーさに欠けるように感じます。 クワの仲間には、マグワやヤマグワ、栽培品種でマルベリーと呼ばれる種類などがありますが、 ケグワは、中国、朝鮮半島や、和歌山県以西に自生するクワ科の落葉高木で、雌雄異株です。 和歌山県以西とされていますが、奈良県内でも見られ、奈良県指定天然記念物にされています。 名前は、クワの仲間で、新枝や葉柄、そして新しい葉の両面に毛が多いことに由来するようです。 また、「クワ(桑)」は、カイコが「う葉」が縮まったとする説や、「蚕葉(こは)」の読みが転訛し

    ケグワ(毛桑)の赤い実
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    hdpn 2023/06/15
  • 小さく黄色い花が咲くクローバーの仲間、コメツブツメクサ(米粒詰草)

    5月ごろから、車道沿いの道端などで、写真のような、小さな黄色い花をよく見かけます。 花の直径は7mmほどの小さな黄色い花なのですが、 意外なことに、クローバー(シロツメクサ)と同じマメ科シャジクソウ属の一年草で、 ヨーロッパから西アジアの原産です。 花期は5~7月ごろで、長さ3~4mmほどの黄色い蝶形花が5~20個集まって、球状の花序になって咲きます。 名前は、仲間で、花の大きさが2cmほどのシロツメクサやムラサキツメクサなどに対して、花が小さいことから、この名前つけられました。 別名は、コゴメツメクサ(小米詰草)、キバナツメクサ(黄花詰草)。 なお、「ツメクサ(詰草)」と呼ばれるのは、江戸時代にオランダからガラス製品を輸入するに際し、衝撃から守るために乾燥したクローバーを緩衝材として使用したことに由来します。 花の名前としては、少し気の毒なつけ方のように思いますが、どうでしょう。(>_<

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    hdpn 2023/06/09