「変な日本語だなあ……」 スマホアプリのユーザーなら、こんな経験が一度はあるのではないだろうか。日本語対応と謳っているものの、決して翻訳のクオリティが高くない海外製のアプリの話だ。そういうアプリを見るにつけ、もう少し何とかならないものだろうかと私も思っていた。 しかしアプリをリリースする側からすると、なんとか販路を広げたいという気持ちがあるのだ。不完全な翻訳かもしれないが、他国のユーザーにも楽しんでもらいたい、買ってもらいたいと。そして私もこのたび、アプリをリリースする側に立ったのだった。 2011年、私はホラーアドベンチャーゲーム『BAD END』をリリースした。当初はiアプリのみだったが、現在はiOS、Androidに対応している。iOS、Androidともに平均評価は4以上で、おかげさまで好評を博している。ぶっちゃけ現在の収入の大半をまかなってくれており、実によくできた我が子である。