私が研修医時代に教わった精神医学用語のうち、いちばん釈然としなかったのがこの言葉である。 「プレコックス感」とは、1941年ごろにオランダのリュムケという精神科医が言い出した言葉であり、簡単に言えば分裂病の患者と面と向かったときに感じるなんとなくいやーな感じのこと。なぜそんなものに「プレコックス感」などという大仰な名前がついているのか、私にはさっぱりわからなかった。しかも、それが分裂病の診断に有用だときいて私はのけぞった。 「なんとなくいやーな感じ」で分裂病を診断していいんかい、おい。 二種類の精神医学事典で「プレコックス感」を引いてみたが、載っている説明はおそろしく歯切れが悪い。「分裂病者に相対したとき観察者のうちに起こる一種言いようのない特有な感情」(弘文堂)、「〈その感じ〉は言葉ではなんとも表現しがたく、表情のかたさ、冷たさ、態度のぎごちなさ、感情疎通性のなさ、奇妙な唐突さなど
このコラムについて 恋愛やセックスに淡白で、女性と添い寝しても手を出さない、最近の若い男性たち。著者の深澤真紀は、日経ビジネスオンラインの連載「U35男子マーケティング図鑑」で、彼らを「草食男子」と名づけた。彼らの生態や行動パターンを、「信じられない」と言う人もいる。しかし、今後は「草食男子」のような新世代が日本を変えていくのではないか。そんな彼らを応援する深澤真紀が、「草食男子」をキーワードに様々な識者と語り合う。 記事一覧 記事一覧 2009年7月9日 草食男子と婚活、負け犬と肉食女子 中国や台湾でも草食男子ブーム 「草食男子」の名付け親・深澤真紀の新刊、『草食男子世代』が発行された。今回は、世界でも語られるようになった草食男子ブームの3年間を振り返る。 2009年5月7日 「ボク様=30代未婚男」は、なぜ結婚しないか? 大宮冬洋さん×深澤真紀さん(最終回) 「ロスジェネ世代の叫び!」
友人である中川淳一郎さんから今年の2月頃に「今、インターネットに関する本を書いている」と聞いて「それは楽しみだ。出版された必ず買うよ」といった会話をしました。4月になって新聞の朝刊の書籍広告欄に中川さんの名前があったので「お、ついに、あの時、書いていると言っていた本が出版されたのだな」と思ったのですが、その横に書かれている書名を見て「これは、まいったな」とつぶやいてしまいました。何しろ、その本のタイトルが『ウェブはバカと暇人のもの 現場からのネット敗北宣言』というものだったからです。 自分が商売のフィールドに選んでいるジャンルが「バカと暇人のもの」と決めつけられて嬉しい人はいないでしょう。「必ず買うよ」と約束していなければ、読まずに無視したかもしれません。 しかし約束は約束だし、友人である中川さんが、タイトルはともかく、いったいどんなことを書いているのか、興味を抑えることも出来ず、その日の
神経細胞たちはいろんなリズムを刻む。 その中でガンマ波(30Hz前後から80Hzまで)は、この20年くらい多くの神経科学者の注目を集めてきた。 ブザキの教科書「 Rhythms of the Brain」の9章では、騒がれ始めた当時の様子も紹介されていたりと、このリズムのことが詳しく説明されている。 そのリズムは、何かに集中した時に強く出たり、統合失調症の患者さんではこのリズムに異常があることもわかっている。一部の人は「意識」と絡めて議論したりもしている。 さらに、実験や理論的な研究から、そのリズムが発生する仕組みもよくわかってはいた。 しかし、まだ欠けたピースがあって、それをMITのMooreの研究グループがエレガントな実験で埋めた。 大脳新皮質の特定の神経細胞(fast-spiking細胞)の活動を光で操作して、その神経細胞の活動がガンマリズムを生み出すのに十分であることを実験的に証明
『プロフェッショナル 仕事の流儀』 を作っているのは、 有吉伸人チーフプロデューサー、 それに河瀬大作さん、柴田周平さん、 そして細田美和子さんの三人のデスク、 加えて十名あまりのディレクター たちである。 NHKでは、キャリアを積み上げる につれて、ディレクターがデスクとなり、 デスクがチーフプロデューサ−(CP) となっていく。 今のデスクの方々は、そのうち CPとなって、自分の番組を作るように なっていく。 そのような、人の関わりの変化は、 時間とともに避けられない。 有吉伸人さんと夜道を歩きながら、 番組作りにかかわるさまざまを聞くのが 好きだ。 「ぼくはねえ、茂木さん」と有吉さんは言う。 「自分が、責任を持って、すべてを仕上げる という意味では、このプロフェッショナルが すべてなんですよ。」 有吉さんのNHKでの長いキャリア。 その中で、チーフプロデューサーとして 責任をもって関
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キーボードを、持ち歩く。 久しぶりに、スマホ用のキーボードを使ってブログを書いている。 いくつかキーが壊れてしまっているので買い替えないといけないのだが、壊れるくらいには使い込んでいたんだなと思った。 当時は、今のようにPCを普段から持ち歩くことが少なかったので、出先でもブログ…
youtubeで亡くなった忌野清志郎さんの演奏を観てたら、急に涙があふれてきて、 止まらなくなった。 こんなことは、長いことなかった気がする。 仲井戸麗市=チャボと二人で、白樺の樹の下で『君が僕を知ってる』という曲を演奏している映像だった。 楽しそうな二人の表情、清志郎を横から見ているチャボの眼差しが、なんとも優しくて、それが……たまらなく悲しかった。 今、チャボはどんな気持ちだろうと想像したら、自分のことのように思えて、涙が堪えられなくなった。 子供みたいにボロボロ涙を流して、それ以来ちょっと、この件に関しては妙に涙もろくなったような気がする――。 やだな。 らしくない。 - 週刊女性自身で連載した樹林伸名義の恋愛小説、 『リインカーネイション 恋愛輪廻』の単行本が発売になっております。 どういうモノかは、あえて触れません。 ↓ここを読んでいただいて、 http://kappa-nove
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