村上春樹じゃないですよ、今朝ニュースでやってた話。 そのむかし地球には月がふたつあって、それが空中衝突してドッキングしたのが今の月らしいですよ? これなら月が表裏まったく特徴が違うことも、すんなり説明がつきそうですね。 月の起源には諸説ありますが、今有力なのは、火星サイズの天体が地球にぶつかって飛散した物質が地球周回軌道上で集まってできたとする巨大衝突説です。これは地球と月の違いを説明するのには好都合なのですが...弱点も! この説だけでは地球に近い月の表側(なだらか)と遠い裏側(起伏が激しい)の違いまでは、うまく説明がつかないのです。 そこでUCサンタクルーズとベルン大学の天文学者たちは、火星サイズの天体が地球に衝突した後には、もっと小さな月も実はできていたんじゃないか...と考えてみたんです。 この小さな月は大きい月とずっと仲良く共存していたのだけど、やがて大きい月にぐいぐい引っ張られ