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2008年7月6日のブックマーク (5件)

  • 「落書き」は文化を破壊しているか? - 過ぎ去ろうとしない過去

    もし例の大聖堂の落書きが、50年前に長嶋茂雄が書いたものであれば、みんなもっとほほえましいエピソードとして扱ったのではないか。「見てください、壁にたくさん落書きがありますね。おや、こんなところにミスターのも。というわけで正解は、『マジックを売る』でした」 たとえば我々は21世紀のフィレンツェの大聖堂においてなされる落書きをノイズとして拒否するのに対して、1世紀のポンペイの街並みにある落書きは、「生き生きとした庶民感情の発露」として受け入れる。でも、もちろん1世紀の時点において、ポンペイの落書きが「生き生きと」したものとみなされていたわけではない。それは、2000年を経過した我々の視点から見る限りにおいて「生き生きと」したものとして認識される。 とはいえ、ポンペイの「生き生きとした庶民感情の発露」は2000年かけて、火山灰の中でだんだんと醸成されていったものではない。むしろ、あらかじめそこに

    「落書き」は文化を破壊しているか? - 過ぎ去ろうとしない過去
    heatwave_p2p
    heatwave_p2p 2008/07/06
    冒頭の不思議発見に吹いた。言わんとすることはわかるけど展開が我田引水かなぁ。別の文脈を持ち出して相対化することで現実を軽視しているような。壁画にマジックで落書きして「同じ落書きでしょ?」みたいな。
  • 第104回:フランスの3ストライクアウト法案 - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言

    フランスで、俗に3ストライク法案と言われているものが、先月の18日に閣議決定され、これから国会審議にかかって行くと思われるので、遅ればせながら、今回はこの話を取り上げたいと思う。 この3ストライク法案に関しては、去年の11月、第29回と第30回で最初の原案と大統領演説などを紹介したが、フランス語のWikiなどに書かれていることなどを参考に、その後の経緯を少しまとめておくと、この法案については、第83回で紹介したように、欧州議会で可決されたボノレポートによって否定されたり、政府内の検討で自由情報委員会や通信管理委員会が否定的な意見を出したりもした後、最終的に、政府提出法案の審査をする国務院(コンセイユ・デタ)が法案に好意的な判断をし、閣議決定に至ったようである。さらに、この6月にはSVMという雑誌が行ったネットでの反対署名運動で3万人以上の署名が集まる一方で、権利者団体であるSACEMは法案

    第104回:フランスの3ストライクアウト法案 - 無名の一知財政策ウォッチャーの独言
    heatwave_p2p
    heatwave_p2p 2008/07/06
    いつもながら丁寧な解説。非常にありがたい。
  • http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080705-00000022-yom-soci

    heatwave_p2p
    heatwave_p2p 2008/07/06
    これ、ガソリンだったらとんでもないことになってたな…。
  • 個性は本当に獲得するものなのか? - ハックルベリーに会いに行く

    感性を育てる?「自分にはデフォルトで個性があると思っちゃっているんだね。アーティストにしろデザイナーにしろ、美術を志す者にとっては個性というのは獲得目標のはずなのだが、最初から自分に個性があるなどという戯れ言をガキのころから吹き込まれている」「生まれつきそれぞれが持っている違いというのは、個性ではなくて【個体差】にすぎない。個体差は卑下するものでも称揚するものでもないはず。」「個性というものは目標としてあるもの。もちろん、個性は個体差を生かしたものになるだろうことはわかる。しかし、生の資質を個性とはいわない。個性と個体差の違いがわからないのは文化とはいわない。」そもそも君らに個性などない - 地下生活者の手遊び これを読んで、知り合いのNくんのことを思い出した。Nくんは、美術大学まで行って絵を勉強したオーソリティーなのだが、絵については一種の天才で、子供の頃にこんな経験をしたのだそうである

    heatwave_p2p
    heatwave_p2p 2008/07/06
    この文脈では、個性というよりは、他者の期待、正解なるものによる表現の不自由さという感もある。/「今日の芸術」の中で岡本太郎も同様の指摘をしてた。
  • そもそも君らに個性などない - 地下生活者の手遊び

    追記 補足となる論考をあげましたにゃ。この花は、まことの花にはあらず@風姿花伝 - 地下生活者の手遊び 7/7 1:25 追記ここまで 皿の上のリンゴ - 地下生活者の手遊びで紹介した非常勤の美術講師と茶飲み話をしましたにゃ。彼によると、「ある種の【囚われた】タイプがどうも最近増えてきたのではないか」というのですにゃ。 「その、ある種の【囚われた】タイプってどういうのなのかにゃ?」 「他人と同じことをやりたくない、というやつ」 「そういうの、昔からいただろにゃ?」 「増えてるし、かたくなになっている」 音楽もそうなんだろうけど、美術についても実は「理系」といっていい部分が結構ありますにゃ。遠近法とか色彩理論とかいうプロとしては身につけなければ話にならにゃー理屈はほとんど理系的なアタマの使い方を必要とするし、デッサンの構図には「正解」といっていいものがありますにゃ。このあたりの基礎理論とか「

    そもそも君らに個性などない - 地下生活者の手遊び
    heatwave_p2p
    heatwave_p2p 2008/07/06
    その若者らの己が中に「正解」なるものがあり、「あえてそれを外している」のであれば理解できるが、わざわざ一般化して目を曇らせる必要もないと思う。技能なくして芸術足りえないわけじゃない。逆も然り。