2ヶ月ほど前のある晩、駐車してあった私の車の窓が何者かよって壊され、後部座席からガジェット好きの私が集めた様々な機材がいっぱいに詰まったカバンが盗まれてしまった。 現場に戻ってきた私は、路上に散らばるガラスの破片に続いて助手席側の壊れた窓を目の当たりにした。パニックに陥った私は思わず、最寄のバー(偶然4分の1ブロックほど離れた場所にあった)に真っ直ぐ逃げ込んでしまった。 ビールを2本半ほど開けて少し落ち着くと、バッグの中身を大体思い出すことができた。職場から離れたワシントンでの仕事のために荷造りしたばかりだったので、記憶もまだ新しかったのだ。バッグの中には Macbook や iPad など、総額で6000ドルほどの機材が入っていた。所詮は単なるモノだとあきらめるしかなかったが、自分のカメラも一緒に盗まれてしまったのが一番ショックだった。 私が信頼を寄せるデジタル一眼レフのキャノン60Dと