『仮面ライダーアマゾン』は、私の特撮オタクの師匠(?)にあたる叔父が好んでいた作品で、彼の「アマゾンみたいなのが “いい” んだよ」という教育を受けて育った。 とはいえ、幼心にアマゾンに正統派なカッコよさを覚えることはなく、しかし謎の存在感と異色性だけはピカイチで、VHSで何度もあの荒々しい闘いを鑑賞していた。いい歳して仮面ライダーを愛好する今になって、叔父の「アマゾンこそが “いい” 」という切り口が非常にオタクライクな感性からくるものだったと感じるくらいには、このコンテンツとの付き合いを続けてきた。 ※当記事は引っ越し前のブログに掲載した内容に加筆修正を加えたものです。(初稿:2016/7/3) 「最近のライダーは面白いですか? 個人的には、ここ数年あまりおもしろいと思っていない」。 特撮オタク界隈に何千回目かの不毛な騒動をもたらした東映プロデューサー・白倉伸一郎氏のこの言葉は、『仮面
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