ブックマーク / www.tup-bulletin.org (3)

  • TUP速報1015号 スケートボードはアフガニスタン人少女を「救い」はしないTUP - Translators United for Peace

    ◎なぜ欧米の観客は、アフガニスタン人少女が「勇気ある」ことをする心地よい話が好きか 稿は、アルジャジーラのオピニオン欄に掲載された「Skateboarding won’t ‘save’ Afghan girls」(https://www.aljazeera.com/indepth/opinion/skateboarding-won-save-afghan-girls-200308121710895.html)と題する記事の邦訳である。 米国主導で2001年に始まったアフガニスタン侵攻から19年、それに続き2003年に始まったイラク戦争から17年が経とうとしている。多くの犠牲者を出したこれらの国に、今も平和や安定はもたらされていない。このような状況の中、2020年の現在に至るまで、アフガニスタンをはじめとするイスラーム社会の少女や女性が「自分の道を切り開いていく」ストーリーは、欧米のみなら

  • TUP速報1013号 チーム・コービンはイギリスを変えるTUP - Translators United for Peace

    法律に定められた離脱期限を目前にしながら、メイ首相がEU側と取り付けた離脱合意は議会史上最大の負け幅で否決され、再挑戦も記録的な負け幅で否決され、EU側に期限延長を認めてもらい、ようやく、来なら交渉開始前にやるべきであった超党派での模索が始まったところだ(さらに3度目の採決でも否決され、今後の方針を巡って保守党は四分五裂している)。 残留を求める市民数十万人がロンドンを行進する一方で、強硬な離脱を熱望する右派による政治家への脅迫や暴力が相次いでいる(コービン労働党党首を襲った男が1週間ほど前に禁固刑を受けた)。国民投票直前の2016年6月16日、「ブリテン・ファースト」と叫ぶ極右に暗殺されたジョー・コックス議員の惨事を思い出さずにはいられない。 国民投票の実施そのものは、EU帰属をめぐって数十年来続く保守党の内戦が党の外側に持ち出されたものであり、メイ政権が離脱交渉で機能不全に陥っている

  • TUP速報994号 バーニー・サンダースの台頭TUP - Translators United for Peace

    米民主党の大統領候補を選出するアイオワ州の党員集会で、命と目されていたヒラリー・クリントン元国務長官に肉薄する善戦を見せたバーニー・サンダース上院議員。多くの日人にとっては馴染みのない名前と顔であるサンダースは、自らを社会主義者と定義する。 ある元外交官は「社会主義なんてアメリカ人には絶対に受け入れられない思想のはず。ありえない。何が起きているのだろう」といぶかり、別の人は「大学学費無料など若者に迎合した政策が受けているのだろう。ドナルド・トランプと同じようなポピュリスト、ただしこちらは左側」と評した。 サンダースの支持者は確かに若い。アイオワ州党員集会の投票でも各種世論調査でも17歳〜30歳層では80%以上がサンダースを支持、年齢層を40歳まで広げてもクリントンをだいぶ上回る支持率を示している。 一見降ってわいたように見えるが、このバーニー・サンダースの台頭には、深く広く張り巡らされ

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