コンビニエンスストア各社の24時間営業見直しの動きが加速している。ファミリーマートは6月、東京都や秋田県、長崎県の約270店に呼び掛けて時短営業の実験を始める。既にセブン-イレブン・ジャパンが直営店で時短営業の実験を始めているほか、フランチャイズ(FC)加盟店についても時短営業の実験に乗り出すと表明している。 ファミマは2017年から一部店舗を対象に時短営業の実験をしてきた。今回は対象地域内の複数の店舗で時短営業をすることで、商品配送への影響なども調査するという。ファミリーマートの沢田貴司社長は「これまでの実験は直営店のみで、深夜に店を閉めると売り上げ・利益ともに下がることが分かった。今回は(そうしたリスクを)加盟店に説明し、合意を得た上で進める初めての取り組みとなる」と話す。 これまで24時間営業を堅持する方針を打ち出してきたセブンイレブンが動き、ファミマも実験の拡大に乗り出した。24時