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ブックマーク / hsyf610muto.seesaa.net (16)

  • 素敵なおもちゃ箱: 武藤文雄のサッカー講釈

    ひどい試合だった。 この日、日が繰り返した失点は、既視感の連続。 敵の攻め込みをはね返し損ね、押し込まれた形でボールを回され、DF、MFのほとんどが中央に集まってしまい、逆のサイドを使われ、そのクロスを押し込まれた1点目。ファウルを怖れて敵のボール保持者への対応が遅れ、簡単にサイドに展開され、ライン際の選手をフリーにしてしまう。幾度、このような失点を見せられた事か。ああも遅攻からのサイドチェンジに簡単にやられ続けると、「サンフレッチェに練習試合をしてもらって対策を練りなさい!」と怒鳴りつけたくなるではないか。サンフレッチェの両翼に開くパスワークを止めるために、Jの各チームが青山や森崎和に厳しいプレスをかける工夫を、少しくらい学んで欲しい。うん、先日の我がベガルタのように。 2点目も、おなじみの光景だった。押し込まれて、ボール保持者への対応が遅れて、深く攻め込まれてCKを与え、そこから失点

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    hemm 2014/06/08
    "森重や今野よりも危機管理能力に優れるセンタバックは、どこを探してもいない" 吉田が諦められている件
  • 知恵が足りない: 武藤文雄のサッカー講釈

    Jリーグが2015年シーズンより、新方式を導入するらしい。「らしい」と表現したのは、情報の露出が少ない事、あまりに愚かしいので結局成立しないのではないかとの希望的観測、カエサルから見れば凡人でしかない私は「見たいものしか見えない」から目を背けている、など色々な事情から。 件については、以前述べた事がすべて。あまりに筋が悪いと考えている。短期的なキャッシュインを除くメリットが見当たらないからだ。 それにしても、J当局の知恵の足りなさには呆れてしまう。 ワールドカップ大会での日本代表の見事な試合直後でも、Jリーグの観客は極端には増えなかった。同様にどんな素敵なプレイオフを行い、一般の方々からの注目を集めたとしても、それだけではダメなのだ。そうやって広げた間口を契機にサッカーに触れてくれた人々とを、Jリーグ観戦に定着させる方策がなければ、結局トータルな観客増にはつながらない。 さらに言えば、

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    hemm 2013/09/17
    私利私欲で動いているのではない証拠や論拠を示さないと納得しない。この関連のニュースで虚しいのは,現行のファンを無視していることで,こういうやり方は無力感しか引き起こさない
  • とにかく、もっと几帳面に: 武藤文雄のサッカー講釈

    何が悔しいかと言えば、最後の3点目だ。残り2試合、メキシコとイタリア、相当難しい事は確かだが、そこそこの勝ち点を取る事ができる可能性はある。だからこそ、この試合で得失点差マイナス2に止められるかどうかは、非常に大きかった。早々に2点差にされ、遠藤や田が疲労で動けなくなり、交代を余儀なくされる非常に難しい試合だった。それでも、いずれの選手も頭を働かせて、位置取りの修正を継続し、粘り強く戦ってきたのに(ザッケローニ氏も交替で、粘り強く戦うメッセージを伝えたのだが)。 あの場面、香川のボールの取られ方のまずさが、ブラジルの速攻の起点となった。けれども、香川のボールロストは、試合終盤に何とか1点差にしようと無理を仕掛けた結果によるものだったし、ブラジルにボールを運ばれたところで、日の2人のCBもしっかりと自陣側に残っていた。だからこそ、あそこまで簡単に裏を取られた麻也は残念だった。 麻也は昨年

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    hemm 2013/06/17
  • 解任劇で誰が一番トクをしたか: 武藤文雄のサッカー講釈

    最初にお断りしておきますが、私は西野氏が嫌いです。理由は非常に単純で、現役時代すばらしい素質を持ちながら選手として(私の期待ほどには)完成してくれなかった事、しかし監督になった以降は常に不遜な態度をとっている事。それだけです。悔しいですが、過去ガンバで氏が作って来た実績は認めざるを得ませんが。遠藤も明神もすごいし。 また、言うまでもなく、私はヴィッセルのサポータではありません。古くから、神戸と言う、日屈指のサッカーどころを作り上げて来た方々は、心底尊敬していますが。 ともあれ、私はヴィッセルの判断を高く評価するものである。 残り3試合、もしすべてを賭けてJ1残留を実現しようとするならば、この監督解任は適切な手段と言えるのではないか。 第1に、選手への刺激。誰もが解任などあり得ないと思っていた監督が、クビになったとすれば、選手達は相当引き締まるはず。このような終盤の残留争いにおいて、このよ

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    hemm 2012/11/10
    いい大人なんだから,こんな馬鹿なタイトルつけて文章を上げる前に,残念さに気づくべき
  • ジーコとの再会前夜: 武藤文雄のサッカー講釈

    明日はイラク戦。アジア屈指の歴史を誇る強豪でもあり、味わい深い監督の存在もあり、何とも愉しみな試合となる。 過去の対戦をちょっと振り返ってみる。82年のアジア大会、1次ラウンドで、岡田武史の活躍で、韓国を振り切り、イランと共に勝ち抜く。そこで準々決勝で戦ったのがイラクだった。延長までもつれこんだ試合だが、田口光久のミスから失点し、0対1の苦杯。84年のロス五輪予選は、いわゆるピアポンショックでタイ、マレーシアに2連敗してイラク戦を迎えた。一時は、金田喜稔の好クロスを原博実が強烈なヘッドで叩き込み同点とするが、突き放され1対2で敗れ、数字上は残っていた大会出場可能性がなくなった。 そしてあの93年ドーハ。 その後の相性はよい。00年アジア大会カップでは名波浩と森島寛晃を軸にした強力チームの下、準々決勝で4対1で快勝。その後、04年に国立での親善試合で手合わせし2対0の勝利(この時の監督がジ

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    hemm 2012/09/11
  • 岡崎移籍問題とゼロ円移籍とJリーグの究極目標: 武藤文雄のサッカー講釈

    岡崎慎司の移籍問題がもめている。経緯はこう言う事らしい。問題点は、エスパルスの契約が1月31日まで残っていて、かつ欧州の移籍期限が1月31日なので、シュツットガルト入りするためには、エスパルス契約期間内に契約を締結する必要があるから、若干額だが違約金が必要だと言う事だ。これに対しては、慣例で違約金不要とか、時差の関係で日の契約が切れた後でドイツで契約すれば大丈夫とかの説があるようだが、そうなってくるとFIFAの裁定を仰ぐしかないだろう。 元々件は「シュツットガルト入り有力」と報道された1月の時点から噂されており、1月末にアジアカップから直接渡独した岡崎のシュツットガルト移籍発表直後も、こちらのような報道があった。しかし、昨日(2月12日)のニュルンベルグ戦でベンチ入り(あるいはスタメン)との情報が、あちらこちらに出ていた事もあり、ウヤムヤのうちに(?!)「丸く収まったのだろうか」と思っ

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    hemm 2011/02/19
  • U16に足りなかったもの: 武藤文雄のサッカー講釈

    U16代表が技巧的な攻撃とバランスのとれた試合運びを見せて、堂々とワールドジュニアユース出場を決めた。世界大会は3回連続出場、以前は中々この世代は、世界大会に出られなかったのだから隔世の感もある。かつて常勝を誇ったユース代表の2大会連続の世界進出失敗を併せて考えると、「日サッカー全体の若年育成は上々に進んでいるが、ベストメンバで戦えないユースは苦戦している」と言う仮説が成立するのかもしれない(もっとも、先日の広州での中国への完勝を考えると、やはりか(以下略))。 準々決勝で日は、イラクとの美しい攻め合いを制し、世界大会出場を決めた。イラクは日と並び、アジアでは最もボールを大事にして丁寧なサッカーをする国(07年アジアカップやアテネ五輪のように1カ所集中開催の大会だと抜群の強さを発揮するが、H&Aでは中々勝てないのは、現在の「国情」のためなのだろう、この国が安定した強さを発揮してくれれ

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    hemm 2010/11/13
  • 岡田氏への論評について: 武藤文雄のサッカー講釈

    稿は、サッカーライト層に対して読むに耐えない文章で金を稼ぐ事を生業としている人に向けて書いたものではない。彼らは別にサッカーを好きな訳でも何でもなく、うための手段として使っている。それはそれで、日サッカーを広げるためには必要悪として存在するのだ。これらの必要悪については、我々は別に対策を打つ必要があろうが、難しい問題だ。 稿はそうではない心あるサッカー人に対して、書かせていただいたものである。 大会前に岡田氏を批判していた人達が、今でも岡田氏に文句ばかりを言うのは美しくない。 もちろん、結果が悪くなかったとは言え、それだけで、監督の評価をするのはよくない。悪くない結果を残してくれた監督だとしても、是々非々で論評するのはとても大切だ。 しかし、大会前にさんざん岡田氏に文句を言っていた以上は、「恐れ入りました」とか「ごめんなさい」くらいは、1回ハッキリ言ってもバチは当たらんだろうと言

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    hemm 2010/07/04
  • 結果以外は成功だった日韓戦: 武藤文雄のサッカー講釈

    昨晩は自棄酒を堪能しながらブログを書きアップしようとしたら、何とSeasaaがメンテナンスに入っており断念。そのため、あの腹立たしい試合観戦記の掲載が遅れてしまいました。今日はその続き。 岡田氏が進退伺いを出した、試合後にサポータに挨拶しなかった、云々については興味はない。後者については褒められた態度とは思わないが、氏の仕事は試合に勝つ事であり、それが実現できていない問題に比べれば、罪は低い。氏のマスコミ対応については思うところがあるが、それはワールドカップ終了後に語ろうと思う。 そして、いくら準備試合とは言え、負け過ぎである。ホームで対韓国2連敗は受け入れ難い結果だ。個人的には岡田氏が最後までやるべきだし、やらせるべきだと確信しているが、一番の問題は選手たちの精神状態だろう。そのあたりは、原博実技術委員長の範疇となる。 とは言え、腹が立って仕方がないが、昨日の試合そのものは、「ワールドカ

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    hemm 2010/05/27
    "岡田氏が進退伺いを出した、試合後にサポータに挨拶しなかった、云々については興味はない"<議論がかみ合っていない印象。
  • 大迫勇也対ゴール裏のカメラマン: 武藤文雄のサッカー講釈

    4月14日付発売のエルゴラッソの一面が実に面白かった。 大迫勇也のJ初得点(もっとも既にACLで既に2得点しているが)時の写真が掲載されている。その写真には大迫の美しいインステップキックのバックスイングが写っている。けれども、全く焦点は合っていない。焦点は、後方で大迫に対し両手を広げリターンパスを大声で要求している小笠原にピタリ。 あの場面、ペナルティエリア内で好パスを受けた大迫は、マークに付いていた羽生、カバーに入った佐原の2人を打ち破って(もちろん技巧でこの2人を「抜いた」のだが、そこでのボディバランスが絶妙だったので「抜いた」と言うよりは「打ち破る」と言う言葉を用いたい)、二アサイドに強シュートを決めた。ボールを受ける位置取り、その後の抜群のボディバランス、冷静で強いシュート。見事な得点だった。 なるほど、最初に大迫がボールを受けた場所はFC東京ゴールにほど近いものの、マークも付かれ

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    hemm 2009/04/22
    知ってるひとの話は面白いね
  • 32/442: 武藤文雄のサッカー講釈

    先日の日曜日、坊主が町民駅伝大会に出場、ジャンケンで負けた坊主は箱根駅伝5区を髣髴させる山間コースを担当すると言う(他の子は比較的平坦なコース、中学校のサッカー部で駅伝に出るから、駅伝のチームメートは皆かつての私の教え子ね)。距離は箱根駅伝の1/6程度ではあるが。しかし、坊主の苦闘を眺めるよりも格段に重要なイベントがあったため、坊主の応援はパスする事にした。我が少年団の高学年チーム(6年生、5年生で構成)の神奈川選手権のブロック大会の準決勝、決勝があったのだ。 1月になり年度末が近づいてきた。サッカー少年団においては、我々コーチ陣と毎週末遊んでくれた少年達との別れの日が近づいてきたと言う事になる。そして、1月には最後を飾るように毎年神奈川選手権が行われる。全県から442チームが参加、10チームちょっとずつ32ブロックに分割し、それぞれでトーナメント戦を実施。ブロックで優勝すれば中央大会に出

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    hemm 2009/01/28
    サッカーのエントリでここまで感動させられるとは思わなかった。
  • 「走りが足りない」は精神論ではないのか: 武藤文雄のサッカー講釈

    もう1ヶ月半ほど前になるが、五輪代表に関するエントリに対し、非常に参考になるコメントをいただいた。 私の(一連の五輪代表批判で気になるのは、「戦う姿勢の欠如」とか)「走りが足りない」とか、あまりに精神論に偏った批判が多い事だ。と言う文章(上記の()以降を発言者の方は引用している)に対し、あのう・・・。 「走り」=精神論,って図式が古すぎるとおもうんですが・・・。と意見をいただいたものだ。これは傾聴に値する意見だ。今日はそのあたりを考えてみたい。 いささか抽象的に過ぎるが、サッカーにおいて勝敗を分ける典型的な要因の1つに「走る事」が挙げられる事に異議を唱える方は少ないだろう。技巧や判断力で勝る相手に対し「走る事」で対抗する策は、古典的だがいつの時代でも有効だ。 そして「走る事」の不足が敗因の場合、「頑張れなかった」と「精神論」で片付けてしまう評価事例が、昔から多かった。 しかし、丁寧に考えて

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    hemm 2008/10/15
  • アジアチャンピオンズリーグの退歩: 武藤文雄のサッカー講釈

    今日発売のエルゴラッソ。元川悦子氏の連載で、ACLを担当しているJリーグ事務局職員を取材していた。対戦相手の情報収集(それは各クラブの仕事のような気もするが、まあいいか)、遠征費補填などのサポートとクラブとの交渉、日のメディアへのサービスなどを行っているらしい。 最近の日サッカー界で嬉しいのは、彼女のようなサッカー運営に専従したプロフェッショナルが次々と登場している事。特に将来いつかワールドカップで優勝するために必要なのは、国としてのサッカーを推進する総合力、このようなプロが多数いる事も重要に思う。 ただし、短期的な彼女の活動振り、あるいはAFCの方向性には相当疑問を覚えた。 21日に行われるナムディン-アントラーズ戦の会場が、ナムディンではなくハノイで行われるらしい。この記事によると、その理由はナムディンの施設が十分でないからとの事。ナムディンの施設の問題点は具体的に記載されていない

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    hemm 2008/05/15
    安全等の問題はそんなに単純ではない気もするが,少なくともJリーグ事務側の物言いから推測できるスポーツに対する価値観はおかしい。
  • 将軍松田直樹対エスパルスカテナチオ: 武藤文雄のサッカー講釈

    今日は忙しかった。朝一番で少年団の練習、ちょっと早退して坊主の中学校の公式戦を2試合(PK戦でしぶとく勝ち抜いた、坊主はまだ試合には出られないのだけど)応援したらもう夕方になっていた。これはこれで別な機会に。 帰宅してインタネットを開くと、ベガルタはロスタイムに追いつかれての引き分けとの由、映像未見詳細不明だが、2点目取れない症候群とも言うべきか。これもこれで別な機会に。 いささか疲労気味ではあったが、テレビ桟敷で後半からアントラーズ-ガンバを観戦。期待通り見事な試合だったが、両チームとも攻め切れず。終盤の小笠原を軸とするアントラーズの猛攻を、山口と明神を軸にしのぐガンバの奮闘が面白かった。両軍とも水曜日の勝利を期待したい。 もう1つ。加藤久対鈴木淳と言う、宮城県出身の巨人同士の決戦は、サンガが3人退場する大乱戦になったとの事。激怒の久さんまで退席との事。この試合はちゃんと映像を見る必要が

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    hemm 2008/04/20
    エスパルスファンにとって誇らしい見事な試合だった。長谷川さんは名監督。
  • 岡田氏代表監督就任: 武藤文雄のサッカー講釈

    (ややわかりづらいところを書き換えました 2007年12月16日) 岡田武史氏の代表監督就任が決定した。 日協会の判断を評価したい。 先日も述べたが、既に確保していた「最善の策」を失っただけに、誰を選択しても「次善の策」以上にはなり得ない。しかし、その中ではベストに近い選択だと思う(岡田氏には非常に失礼な表現になり大変申し訳ないが)。 前回も述べたが、リーグ戦が終了している状況で2月に開幕するワールドカップ予選を戦わなければならないと言う状況。日協会の選択肢は非常に限られたものだった。 予選の勝ち抜きとワールドカップ大会まで任せる(安定政権)と言う前提で、海外にいる適切な監督にコンタクトして、2月から采配を任すのは、欧州がシーズン中の現時点では非常に難しい。その監督が現在フリーだとしても、契約を詰めるのに1ヶ月以上はかかると見るべきだろう。それから耳学問で現実の代表選手のビデオを見た

  • 小野伸二のこれから: 武藤文雄のサッカー講釈

    J1今節のジュビロ-レッズ戦。小野伸二が序盤に鮮やかな個人技から2得点を上げ、敵地ながらレッズが快勝した。前節、見事な試合を見せてフロンターレに快勝したジュビロだったが、田中誠の不運な退場劇、レッズの頑強な最終ラインに悩まされた上に、小野の妙技にやられてしまい、どうしようもなかったと言う事か。 オシム爺さんが代表監督に就任して以来、小野は代表に呼ばれていない。さらに厳密に言えば、1年前の豪州戦、ジーコ以外の誰もが「え”?!」と思った、柳沢との交代劇以降、日の丸のユニフォームを着ていないのだ。 昨年のワールドカップ前の国内最後の準備試合だったキリンカップ。小野の気合は凄いものがあり、チームの中軸として、獅子奮迅の働きを見せた。当時、ジーコ氏の日本代表の中盤は、3DFの場合は福西、中田英、中村の3人で、4DFの場合はそれに小笠原が加わる陣容で固定されていた感があった。しかし、あのキリンカップで

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