川崎市で中学1年の男子生徒が殺害された事件。逮捕されたのは、遊び仲間ら少年3人だった。少年が危険な一線を越え、重大な犯罪の容疑者になるのは少なくない。どんなことが背景にあるのか、少年事件に詳しい専門家に聞いた。 疑似家族に過大な期待 家庭裁判所の調査官として、少年たちと向き合ってきた埼玉県立大の市村彰英教授(非行臨床)は、川崎の事件で、殺害された少年が入っていた遊び仲間の集団を「にわかグループ」と位置づける。 「にわかグループ」はつながりが希薄だという。「歯止め役のはずのリーダーが、自分がどう見られるかを気にするあまり、暴走することがある」と指摘する。また加害側の少年が、これまでの被害体験などから「やらなければ自分がやられてしまう」という過剰な恐怖心を持つことも。そのため、少年単独では起こりえないような重大で悲惨な結果を招くことがあるという。 市村教授は、歯止めがかからなかった例に、東大阪
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