少年が起こす凶悪犯罪に、行政は、テレビゲーム規制の理由として、「テレビゲームの残虐な表現がかかわっている」との可能性を指摘しています。動画ミラー(約19MB) 何かというと「悪いことはゲーム・ネットのせい」にしたがる傾向の強いマスメディアでは珍しい検証。ただし内容的にはパオロ・マッツァリーノ(通称「まっつぁん」)氏の『スタンダード 反社会学講座』「第2回 キレやすいのは誰だ」で既に述べられている点が多く、7分半もの長い動画を見るよりも、まっつぁんの文章を読む方が面白い。ただ、彼の文章は社会学への皮肉が多く含まれ、冗長な部分、彼の言葉を借りると「くだらない話」も少なくない。(そこが彼の文章のおもしろさでもあるが)そこで、ダイジェスト版として抜き出してみる。 Q.少年の凶悪犯罪は本当に増えているのか A.強盗以外は減っている これだけを見ると、年々増えているように見えるが、それは数字のマジック