【北京=三塚聖平】中国上海市で昨年6月に逮捕された50代の日本人男性が今月中旬に起訴されていたことが30日、分かった。日本政府関係者によると、国内法違反の罪で起訴されたという。国家の安全に危害を与えた罪で訴追された可能性がある。 東京電力福島第1原発処理水の海洋放出を受けて日中関係が緊張する中、在留邦人の拘束など安全面の問題が深刻に懸念されている。 具体的な起訴内容は明らかになっていない。男性は2021年12月に上海で中国当局に拘束された。拘束の経緯や理由などは不明。22年6月には国内法違反の疑いで逮捕されていた。 習近平政権は14年に反スパイ法を施行するなど中国で活動する外国人の取り締まりを強化している。それを受けてスパイ容疑などによる日本人拘束が続いており、15年以降に拘束された邦人は少なくとも計17人にのぼる。今年3月には北京市でアステラス製薬の日本人駐在員が反スパイ法違反容疑で拘束
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