ドラマ『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)で秘書に赤ワインを頭から浴びせる非情な弁護士を演じ、「ドラマ史に残るパワハラ場面!」と話題を集めた小日向文世さん。 今やドラマ、映画、舞台、CM、ナレーションと引っ張りだこの誰もが知る個性派俳優だが、ドラマ『HERO』(フジテレビ系)の検察事務官・末次役に起用されるまでは自転車操業のような生活だったという。 -23歳のときに「オンシアター自由劇場」に入団されて- 「まさか19年もいることになるとは思いませんでした。23歳から42歳までですよ。僕の青春時代。 入団してから役がつくまで時間がかかりました。裏方としては重宝されるんですよ、グラフィックデザインと写真をやっていましたからね。でも、セリフのある役がいっこうにまわってこない。 やっといい役がまわってきたのは入団して5年目で『クスコ-愛の叛乱-』という作品でした。うれしかったなぁ