2日の参院安保法制特別委員会で日本共産党の仁比聡平議員が暴露した一連の会談記録は、国民も憲法も無視して日米同盟強化に暴走する日米制服組の生々しい本音を伝える異例の内部文書です。「政治的中立性」が厳しく問われるべき自衛隊のトップである河野克俊統合幕僚長が、ルールを自ら踏みにじって、政治的見解を米軍幹部らに繰り返し伝えるという“軍人政治家”ぶりを露呈しています。 総選挙直後 記録によると、河野氏はオディエルノ陸軍参謀総長と昨年12月17日に会談し、戦争法案について「来年夏までには終了する」との見通しを伝えました。 3日前の14日に投開票された総選挙での自民党公約集では、「安全保障法制」の策定時期には言及していません。安倍首相が年明けの通常国会への法案準備を明言したのも、第3次内閣が発足した昨年12月24日の記者会見です。法案の閣議決定(5月14日)はおろか、与党協議も行われていません。(経過の
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