「言葉が通じないのは、通じるだけの信頼関係がないからだ」とバッサリ。確かになあと思う。 この本は、信頼関係や「メディア力」と説明されるセルフブランディングについて、日頃の立ち振る舞いや何気ない所作、相手の立場などについてどう考えていけばいいか説く本だ。「あなたのそれは、こう見えてますよ」というギャップを感じる事例が並んでいる。自分に当てはまる内容もいくつかあった。 「自分の想いを言葉にできた」としても、それは「相手との関係性によって意味が変わ」るという指摘にはハッとした。正しい言葉、ざっくりとした言い回し、いろいろな表現があっても、「この言葉を伝えたい相手は誰なのか」を抜きにしてはいけないなと、改めて認識した。