最近、生産性についての関心が高まってきたので本書を読んでみた。 本書曰く、生産性はアウトプット(成果)をインプット(投下した労力・時間)で割った値である。生産性を上げるには、同じアウトプットをより少ないインプットで達成するか、より多くのアウトプットを同じインプットで達成するしかない。その鍵が「イシュー」である。 イシューは、「白黒ハッキリつけなければならない問題」と言える。解を出す必要性(=イシュー度)と解の質(=答えの明確さ)を高い次元で融合させ、バリューのある仕事へ繋げる。 タイトル『イシューからはじめよ』の通り、本書はまずイシューを見極めるところからはじめる。解の質ではない。やみくもに仕事をこなし、イシュー度の低い問題をたくさんこなしても、バリューには繋がらない。本当に白黒ハッキリつけなければならない問題は僅かしかない。これは「選択と集中」といった、本書には登場しない(読み飛ばしてな
![Takahiro Okumuraさんの感想・レビュー](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/98a19e94ce289383772a8946c917c49cceea448a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fm.media-amazon.com%2Fimages%2FI%2F41SocdQjplL._SL500_.jpg)