三宿のSUNDAYで開催されている「写真家たちのクスコ―マルティン・チャンビと20世紀前半のアンデス写真―」展を観に行った。マルティン・チャンビの作品を観るのは、昨年末にインスティトゥト・セルバンテス東京で行われたのを観たのと合わせて2回目。ちょうどその際にも出展された白根全氏によるコレクションが、マルティンチャンビ写真展実行委員会によって、SUNDAYでも再現された形になる。 マルティン・チャンビ(Martín Chambi)は、1891年に生まれ、1973年に没したペルーの写真家。当時は社会的に下層に留め置かれていたインディオの農民の家に生まれながらも、写真家としてめきめきと実力発揮し、後にはペルーで初めて欧米にもその名を轟かせる偉大な写真家となった人。クスコに写真館を構え、生前から他の写真館とは格式が違い、上流階級向けに写真を撮っていたという。その一方で、割れやすいガラス乾板のフィル
![「写真家たちのクスコ―マルティン・チャンビと20世紀前半のアンデス写真―」展評 - Kentaro Kuribayashi's blog](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/320311307dba91341382bb96783253b5aaf129e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Fa%2Fantipop%2F20190128%2F20190128002501.png)