今月の『ダ・ヴィンチ』(2007年7月号)に、「若者がケータイ小説にハマる理由」という特集が組まれていました。普通の「小説」というイメージからかけ離れた「ケータイ小説」がなぜ人気なのか、を考察したもの。その中にこんな一節がありました: ―「ケータイ小説」以外の小説、あるいは本を読んでる? 木村:あんま読まないですね。普通の小説ってケータイ小説と違って“縦書き”じゃないですか。あれってすっごくイヤ。読みにくい。 一同:そうそう。わかる~。 (中略) 中島:だってさあ……本、重いでしょ。それにお金がかかるし。 木村:そうそう!本って重いよ。ケータイだといつでも持ち歩いているから気楽だしね。寝ころんで読むのにちょうどいいし。私は小学校4年生のとき、ピッチ(PHS)を買ってもらったのが最初なんだけど、もう9年近く使ってるから、身体の一部みたいになってる。 中島:私も小4だったな。 10代の女の子た