鳩山郁子(はとやま・いくこ) 神奈川県横浜市出身。1987年「ガロ」に入選した『もようのある卵』が10月号に掲載されデビュー。以降、『月に開く襟』や『スパングル』など、繊細なタッチで少年たちの成長と喪失を描いた短編を「ガロ」や「June」に発表。95年に描き下ろしされた『カストラチュラ』で、新境地を拓く。豆本、ポストカード、グッズ、マルチプル作品、限定版BOX描き下ろしコミックなどを発売している。09年3月、青林工藝舎より『ダゲレオタイピスト―銀板写真師―』が発売されたばかり。 ・鳩山郁子 公式サイト 傑作である。 だが、そう言ってみても、私にはまだ言葉が足らないように思える。 完璧である。 ためらいながらそうつぶやいてみて、ようやく落ち着いた気持ちになる。 (沢木耕太郎 / 世界は「使われなかった人生」であふれてる 『飛び立つ鳩を見送って』より) 鳩山郁子の『カストラチュラ』を読むと「完
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