ブックマーク / www.webdice.jp (4)

  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』28回 絵を描く、読む快楽とは?(前編) - webDICE

    左)入江亜季『乱と灰色の世界』(エンターブレイン)1巻より 右)森薫『乙嫁物語』(エンターブレイン)1巻 ■私たちが絵に魅せられるとき マンガとは、絵だけでもなく、構図だけでもなく、コマ運びだけでなく、物語だけでも、セリフだけでもないのだ。それは分かっている。だけど、やはりその絵に魅せられてしまうことがある。立ち止まって何度も何度も。繰り返し飽くことなく、見詰めてしまう。何気ない一コマ、一シーンに神経を磨り減らすように丹念に描き込まれた線。そうやって、描いてしまう理由は何だろう。描く必要はあるのだろうか?必要?そもそも、必要か不要かで描かれているのだろうか?作者が求める完璧な世界と読者が知りたい世界の差異は?ただ、分かるのはこの絵が好きだということだ。それは絵がもたらす快楽である。「見せたい」作者と「見てしまった」読者。この隔たりは何だろう。そんな風に思うのだ。それに気がついたのは、09年

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  • 今野裕一×浅井隆 対談【前編】:「復刊した『夜想』は若い人に向けて発信したい」 - webDICE

    インディペンデント・メディアだからこそ「今、出来ること」とは何か?『NO NEW YORK 1984-91』の発売記念イベントにこの二人が登場! (左から)浅井隆、今野裕一 80年代ニューヨークにおいて、若いアーティストたちによる映画・写真・音楽ファッションといったあらゆる表現が一斉に爆発した「NO WAVE」なる現象が巻き起こった。その「NO WAVE」の流れを汲む、若手監督たちによる8ミリ映画は「Cinema of Transgression(破戒映画)」と呼ばれ、社会への不満やハリウッドの商業主義に対する嫌悪がストレートに表現された作品が次々と生まれた。そのムーブメントの実態を、当事者のインタビューを通して明らかにしていくドキュメンタリー『NO NEW YORK 1984-91』の DVDがアップリンクより発売。その記念イベントとして、地引雄一×ECD対談、中原昌也×ジム・オルーク

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  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』第9回:真実から眼を背けることで想像力を掻き立てるマンガ家・鳩山郁子 vol.1 - webDICE

    鳩山郁子(はとやま・いくこ) 神奈川県横浜市出身。1987年「ガロ」に入選した『もようのある卵』が10月号に掲載されデビュー。以降、『月に開く襟』や『スパングル』など、繊細なタッチで少年たちの成長と喪失を描いた短編を「ガロ」や「June」に発表。95年に描き下ろしされた『カストラチュラ』で、新境地を拓く。豆、ポストカード、グッズ、マルチプル作品、限定版BOX描き下ろしコミックなどを発売している。09年3月、青林工藝舎より『ダゲレオタイピスト―銀板写真師―』が発売されたばかり。 ・鳩山郁子 公式サイト 傑作である。 だが、そう言ってみても、私にはまだ言葉が足らないように思える。 完璧である。 ためらいながらそうつぶやいてみて、ようやく落ち着いた気持ちになる。 (沢木耕太郎 / 世界は「使われなかった人生」であふれてる 『飛び立つ鳩を見送って』より) 鳩山郁子の『カストラチュラ』を読むと「完

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  • 『マンガ漂流者(ドリフター)』第6回:「象徴」と「暗喩」を描くマンガ家・鈴木志保【前編】 - webDICE

    鈴木志保(すずき・しほ) 青森県生まれ。同志社大学卒業。1989年、集英社の「月刊ぶ~け」1月号にて、『10円ダイム』が掲載されデビュー。同誌を中心に増刊号などに短編をいくつか発表した後、92年よりアシカが主人公の長編『船を建てる』の連載を開始。映画音楽からのカットアップしたイメージ、白と黒のコントラストの効いたスタイリッシュな絵柄、まるで歌のようなリリックで、トンガリ・キッズたちをたちまち虜に。99年『海洋系ちむちむDEPT』で、パルコ主催のアート・コンペティション「アーバナート展」大賞を受賞。 2001年NHKの『バケルノ小学校ヒュードロ組』のキャラクターテ゛サ゛インを務めるなど、マンガ以外にも活躍の場を広げている。09年5月に発売された『薔薇のかたちのシ』は、サウンドトラックも発売され話題に。 ・公式サイト 鈴木志保のルーツを探して ぼくが 海に 泳ぐ アシカ だったらね、 中国

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