2部構成で行われたイベントの第1部では公開講義と題し、西島の新刊「魔法なんて信じない。でも君は信じる。」で論評パートを担当した批評家・音楽家の大谷能生を生徒役に、マンガ学校でこれまで行われてきた授業のダイジェストが展開された。マンガのリテラシーは皆無という大谷に、両講師は「この講義が終わったときにはマンガ家になっている」と断言。 講義はコマ割、作画、文字情報というマンガの3要素について、それぞれ実例を挙げながら独自の理論を展開していく。まずコマ割は、既存のマンガから借用することを提案。大谷は「コード進行だけカバーするってことか」と即座に理解してみせた。会場のスクリーンには真島ヒロ「FAIRY TAIL」の1ページがサンプルとして映され、続いてマンガ学校の生徒がそのコマ割を借用しつつ自分の絵柄で描いた習作が。そこにはオリジナルにはなかった妙味が誕生しており、大谷は爆笑しつつ「(同じコード進行