【ロンドン=伊東和貴】英国ポンド紙幣に女性の肖像を残すための運動を行った女性記者や議員に対し、ツイッターによるレイプや殺害予告が続発し、ツイッター社が謝罪に追い込まれた。 英中央銀行のイングランド銀行は4月、2016年に発行される新5ポンド(約750円)紙幣の裏面の肖像を女性社会改革家エリザベス・フライ氏からチャーチル元首相に変更すると発表。表面のエリザベス女王を除くと、同銀行の全紙幣からいずれ女性の肖像がなくなることが確実になった。 フリー記者のキャロライン・クリアドペレスさん(29)は、女性の肖像採用を求める署名運動を展開。これが功を奏し、同銀行は7月24日、新10ポンド紙幣の裏面に、19世紀の英女性作家ジェーン・オースティンの肖像を採用すると発表した。 ところが、新10ポンド紙幣のデザインがお披露目された直後、クリアドペレスさんのツイッターには12時間にわたり、1時間に約50回