性生活に関する事細かな聴取の是非などが争われている訴訟が波紋を呼んでいる。和歌山県警による強制わいせつ事件の参考人聴取で心的外傷後ストレス障害になったとして大阪地裁に提訴した女性は、「県の主張で侮辱された」と新たに別の訴えも起こした。写真は、8月の提訴時に大阪市内で会見した代理人弁護士3人。9月には県側の代理人弁護士の懲戒請求を申し立てている 和歌山県警の参考人聴取で内縁の夫との性生活をしつこく聴かれ、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したという大阪府内の30代女性が大阪地裁に起こした訴訟が再び“炎上”している。被告の県側が新たに提出した準備書面で「刑事が内縁の夫の性器の形状を聴かなかったのは不十分」との主張を展開し、物議を醸しているのだ。県側は7月の第1回口頭弁論で、女性の飲食業という過去の職歴から「下ネタ話への許容性が高い」と反論し、女性側の反発を買って別の訴訟を起こされたばかり