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ブックマーク / bijutsutecho.com (7)

  • 「霊性の尺度」で見る作家たち。円空から宮沢賢治、横尾忠則、草間彌生まで

    「霊性の尺度」で見る作家たち。円空から宮沢賢治、横尾忠則、草間彌生まで「人間を超越した『何か』」と表現者との関係性を軸に展開する、グループ展「顕神の夢—霊性の表現者 超越的なもののおとずれ」が足利市立美術館で開催中だ。放浪の仏師である円空から萬鉄五郎や村山槐多、宮沢賢治、草間彌生に横尾忠則に中園孔二まで、圧巻の見応えの展示は8月17日まで。 文・撮影=中島良平 展示風景より、手前の立体は佐々木誠《久延毘古(くえびこ)》(2012) スピリチュアルな何か、霊性と呼ばれるようなものと結びついた表現は古代から生まれており、人類にとってのカタルシスになっていたはずだ。しかし現在ではそうしたものがタブー視される傾向があり、5館を巡回するこの企画展を通して「宗教以前に芸術があったことを示したい」と語るのは、足利市立美術館の次長で同館の展示を担当する江尻潔。5つに章立てされた展示を順に追いかけていきたい

    「霊性の尺度」で見る作家たち。円空から宮沢賢治、横尾忠則、草間彌生まで
    hi_kmd
    hi_kmd 2023/07/30
    禅的には魔境の美術のような気もする。神秘体験こそ疑わねばならぬ、それが魅力的であればあるほど、疑わねばならぬ。でもアートとしてはめちゃくちゃ面白そう。
  • 博物館法よ、お前もか。

    博物館法よ、お前もか。2月22日、博物館のあり方を定義する「博物館法」の改正案が閣議決定された。博物館への登録要件を緩和するかたちとなった今回の改正の問題点を、博物館法が専門の名古屋大学教授・栗田秀法が指摘する。 文=栗田秀法 文化文化観光施設へと突き進む博物館 保存から活用へと大きく舵を切った文化財保護法改正が、「稼げない文化財は存在意義がないのか?」などの議論を巻き起こしたことは記憶に新しい。進め方に性急感の否めない今回の博物館法改正も官邸主導のものであったことが判明し、博物館法の目的に社会教育法に加え「文化芸術基法の精神に基づく」ことが定められるほか、博物館の事業に「地域の多様な主体との連携・協力による文化観光、まちづくりその他の活動を図り地域の活力の向上に取り組むこと」を努力義務として追加するのだという。「文化の振興を,観光の振興と地域の活性化につなげ,これによる経済効果が文

    博物館法よ、お前もか。
    hi_kmd
    hi_kmd 2022/02/23
    ある種の「経営者マインド」みたいなものが日本を壊してきたんだと思っている。目の前の損得しか見えないタイプのやつ。
  • 「“私はあなたの『アイヌ』ではない”」:小田原のどかが見た「ウポポイ(民族共生象徴空間)」

    「“私はあなたの『アイヌ』ではない”」:小田原のどかが見た「ウポポイ(民族共生象徴空間)」今年7月に開業した北海道白老郡白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」。「国立アイヌ民族博物館」「国立民族共生公園」「慰霊施設」によって構成されるこの国立施設が誕生した背景を踏まえ、「語られていないこと」について小田原のどかが論じる。 文=小田原のどか ポロト湖と伝統的コタン 撮影=筆者(以下すべて) 民族共生象徴空間とは何か 2020年7月12日、北海道白老郡白老町に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が開業した。来は4月24日に開業が予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により2回の延期を経てのオープンとなった。同施設の「愛称」であるウポポイとはアイヌの言葉で「(おおぜいで)歌うこと」を意味するといい、2018年に一般公募によって決定した。民族共生象徴空間という名称は、閣議決定された内容

    「“私はあなたの『アイヌ』ではない”」:小田原のどかが見た「ウポポイ(民族共生象徴空間)」
    hi_kmd
    hi_kmd 2020/08/30
    大和民族がアイヌ民族から文化や言語を奪い、同化という名の搾取をした歴史は重い。今も、アイヌ文化は標本として博物館に飾られるばかりで、生きた文化としての民族教育の場は公的にはほとんどない。
  • 雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も

    雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も雑誌『美術手帖』の2019年分のバックナンバーを全ページ無料公開。閲覧期間は6月14日までとなっているので、この機会をお見逃しなく(6月15日追記:無料配信は終了しました)。 イメージ画像 6月15日追記:無料配信は終了しました 雑誌『美術手帖』が2019年に刊行した全6号分のバックナンバーを、5月15日〜6月14日の1ヶ月間限定で全ページ無料公開。 外出自粛により、オンライン学習や休日を自宅で過ごす時間が増えたいま、美術館や図書館に行く機会も減っている。自粛要請の緩和や解除される地域も次第に増えていく兆しがあるものの、展覧会やギャラリーへのアクセスは依然としてこれまで通りではない。こうした機会に、『美術手帖』を通じて自宅でじっくりとアートに触れてほしい。 2019年2

    雑誌『美術手帖』の2019年分バックナンバー、期間限定で全ページを無料公開中。「100年後の民藝」特集や「塩田千春」特集も
    hi_kmd
    hi_kmd 2020/05/16
    素敵。
  • 東京国立博物館が展示をYouTubeで公開。新型コロナによる臨時休館受け

    東京国立博物館が展示をYouTubeで公開。新型コロナによる臨時休館受け新型コロナウイルスの影響によって3月16日まで臨時休館している東京国立博物館が、来開催されているはずの特集展示の様子をYouTubeで公開した。 東京国立博物館のYouTubeより 新型コロナウイルスの影響で3月16日まで臨時休館している東京国立博物館(以下、東博)が、注目すべき動きを見せた。臨時休館期間に来開催されている予定だった展示の様子をYouTubeで公開したのだ。 東博が雛祭りに合わせて公開したのは、特集展示「おひなさまと日人形」。同展は2月26日に始まったものだが、翌27日から全館臨時休館に入ったため、現時点では1日だけしか一般公開されていない(会期末は3月22日)。 この展示は、様々な歴史をたどってきた雛人形とともに、江戸の地で製作された雛飾りの名品を展示するもの。公開されたYouTubeでは、担

    東京国立博物館が展示をYouTubeで公開。新型コロナによる臨時休館受け
    hi_kmd
    hi_kmd 2020/03/05
    出かけられない人が多いからこういうのはありがたい。
  • いまこそ「ヌード」表現と向き合う。全出品作がヌードの展覧会、横浜美術館で開幕

    いまこそ「ヌード」表現と向き合う。全出品作がヌードの展覧会、横浜美術館で開幕全出展作品がヌードを主題とする作品で構成された展覧会、その名も「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」が横浜美術館で3月24日より開催される。イギリスのテート・コレクションからヌードの傑作が集結する展の見どころと意義とは? オーギュスト・ロダン 接吻 1901-04 古今東西、数多の芸術家たちが挑んできた「ヌード」。芸術の世界において、永遠のテーマでもあり、ときには批判や論争の対象となってきたヌードと、全面的に向き合う展覧会が横浜美術館で開幕した。 「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」と題された展は、イギリス・テートの所蔵作品を中心に、19世紀後半のヴィクトリア朝の神話画から現代の身体表現まで、西洋近現代美術の200年にわたる裸体表現の歴史を紐とくもの。 フレデリック・ロード・レイト

    いまこそ「ヌード」表現と向き合う。全出品作がヌードの展覧会、横浜美術館で開幕
    hi_kmd
    hi_kmd 2018/03/24
    裸を晒すのは良くない、というのは私たちが無意識に抱え込んでいる文化的・宗教的な価値判断であって、その文脈を離れて自由に、美としてあるいは問題提起として鑑賞できるというのは素晴らしいことだ。
  • 杉本博司が文化功労者に選出。 「国威発揚を文化を通じて行っていく」

    博司が文化功労者に選出。 「国威発揚を文化を通じて行っていく」政府は24日、平成29年度の文化勲章・文化功労者を発表。現代美術家・杉博司が文化功労者に選出されたことがわかった。 杉博司 小田原文化財団 江之浦測候所にて撮影 「文化功労者」は、文化の向上や発達に関して、特に功績のあった人を顕彰する国の制度で、毎年15人程度が認定されている。昨年、草間彌生が受章した「文化勲章」は文化功労者のなかから選ばれることから、文化功労者は文化勲章に次ぐ名誉とされている。 平成29年度(2017)文化功労者に選ばれた杉博司は1948年東京生まれ。写真をはじめ、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆などその活動は多岐にわたる。代表作は「海景」、「劇場」、「建築」シリーズなどで、近年では東京都写真美術館のリニューアル開館記念展「ロスト・ヒューマン」展(2016)で文明の終焉を提示したことが

    杉本博司が文化功労者に選出。 「国威発揚を文化を通じて行っていく」
    hi_kmd
    hi_kmd 2017/10/25
    日本文化に限らず、文化というのはそれぞれに特徴的なものであって、ことさらに日本文化だけ特殊なわけではない。国威発揚と言っているが、文化を国家の優越と勘違いするのは歴史的に見て大変危険な考え方と思う。
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