ムーアの法則が終わる日──ゴードン・ムーア氏特別講演から:Intel Developer Forum 2007(1/2 ページ) 何十年にもわたって業界の根幹となっていたものが、ある日突然崩れたらどうなるだろう。その業界は次の目標を見つけ出すことができるだろうか? 長年にわたりコンピュータ技術の最先端を走ってきたプロセッサ業界にとって、これまでのルールが変わる転換点が到来しつつある。そのルールとは、いわずと知れた“あの法則”のことだ。 いつまで続く「ムーアの法則」 「ムーアの法則」(Moore's Law)とは、Intelの共同創設者であるゴードン・ムーア氏が提唱した、半導体の集積回路における「半導体のトランジスタ集積度は2年(24カ月)で2倍になる」という進化の法則のことだ。この法則はその後修正され、2年から1年半(18カ月)へとサイクルが縮小され、これがそのまま半導体業界におけるロード