PCコントローラ特論「コラム：サターンパッド真の復活へのシナリオ・前編」最近は話題にすらあがる事のないセガサターンではあるが、コントローラに関しては、その使いやすさから未だに使い続けている人が多い。そこで、今回は、このセガサターンパッドの使いやすさが人々に認められ、再び日の目を見るまでの軌跡を紹介しよう。 セガサターン、悲劇の歴史 1994年のセガサターン誕生から、早10年が過ぎようとしている。 セガにとって第6番目のハードである事から、サターン（土星）と名づけられたこのゲーム機は、メガドライブの後継機として同社の期待を一身に背負ったマシンであった。 ライバル機が16bitや32bitのCPUを採用する中で、あえて”64bit級※1”CPUを搭載することでハード的に攻撃の姿勢を見せると同時に、ソフト面においては「デイトナUSA」「セガラリー」「バーチャファイター2」等の人気アーケードゲームを順次移植し、魅力的なラインナップを実現する手堅さも見せた。もちろん、「
