海水浴場の健全化に取り組んでいる逗子市は十一日、県や県警との安全対策協議会で、海岸での音楽全面禁止をはじめ、飲酒や入れ墨、バーベキューなどについて、条例や規則で厳しく規制する方針を説明した。来夏から実施の予定だが、海水浴場でこうした先例はなく、全国で最も厳しい規制となる。同様の事情を抱える鎌倉市など、近隣自治体に影響を与えそうだ。 (斎藤裕仁) 市によると、条例で砂浜など海水浴場全域でラジカセや拡声器などで音楽を流すことを禁止。海の家ではクラブイベントや生演奏、音響機器を使った放送も規則で禁止し、全面禁止とする。