この時期に街を彩ることが多いイルミネーションで、植物や微生物の力で発電して光る「ボタニカルライト」が注目を集めている。電源がない場所でも、植物が元気に育つ環境があれば、持続的に電力が得られる仕組み。防災対策などへの活用も期待される。 (川合道子) 発光ダイオード(LED)電球にともった柔らかな光。プランターの植栽に飾り付けられたイルミネーションの配線の元をたどると、電源用のコンセントではなく根元にさし込まれた電極に行き着いた。 「光がつくのは、植物や土壌が元気な証拠」と語るのは、商業施設などの植栽演出を手がける「グリーンディスプレイ」(東京都世田谷区)の大塚淳一さん(50)。電子基板設計などの「ニソール」(埼玉県狭山市)と、ボタニカルライトの開発や普及に取り組む。
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