厚生労働省は1日までに、新型コロナウイルス感染によって得られる抗体の保有率は全国で26・5%だったとの速報値をまとめた。最も高い沖縄は46%に達したのに対し、最低の長野では10%を下回るなど、地域差が大きいのが目立った。年代別では、年齢が高いほど保有率が低かった。 保有率が低い地域では、秋以降の流行で感染者数が増えている地域が多く、感染による免疫を獲得した人が少ないことが影響している可能性がある。国立感染症研究所の鈴木基・感染症疫学センター長は「全体の保有率は米国や英国に比べて低い。特に高齢の人で抗体を持っていない人が多いことに注意が必要」としている。
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