ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (7)

  • 放射線医が語る被ばくと発がんの真実、中川恵一 : 金融日記

    放射線医が語る被ばくと発がんの真実、中川恵一 東京大学医学部の放射線医療チームを率いる中川恵一氏の新刊である。中川氏はすでにシーベルトやベクレル、そして被曝の人体への影響をやさしく解説した「放射線のひみつ」を出版しているが、このはより踏み込んだ内容となっている。すでにネットなどの議論を知っている人にとってはそれほど目新しさはないが、いくつかの話は原発事故を考える際に、大変示唆的であった。特に大変興味深いのは、広島・長崎の原爆に関する記述である。 広島・長崎では大量の放射性物質が撒き散らされた。しかも、当時は放射線に対する知識が全くなかったので、原爆が投下されてすぐに多数の人が広島に戻ってきてしまったのである。その結果どうなったか。実は、広島市民は日で一番長寿になったのだ。広島市の女性は日の全政令指定都市の中で一番長生きする。日の女性は世界一の平均寿命なので、広島市の女性は世界で一番

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    hidaomi12 2012/01/22
  • ユーロ・リスク、白井さゆり : 金融日記

    ユーロ・リスク、白井さゆり 最近、ユーロ危機のを4、5冊読んだのだけれど、このが一番わかりやすかったので紹介しておこう。 メディアではユーロ崩壊が騒がれているが、ユーロ崩壊とはそもそも何なのだろうか? それはおそらくユーロの価値が暴落、つまりユーロ圏でインフレが起こることか、ドイツなどの主要国がユーロを脱退することを意味するのだろう。しかし、わずか数年前の世界同時金融危機が起こる前は、ユーロこそが未来の基軸通貨で、スーパーモデルがギャラの支払いでドルを拒否してユーロを要求したとか、産油国がやはり支払いをユーロで要求したとかいうニュースを同じメディアが報じ、ユーロをさんざん持ち上げていたのだ。 確かにユーロ危機ではあるが、ユーロによる恩恵は多岐にわたり、それらをユーロ導入国が簡単に手放すとは思えない。ユーロが未来の基軸通貨というのもメディアの過剰反応なら、ユーロ崩壊というのも同じく過剰反

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    hidaomi12 2011/12/26
  • マネー・ボール、マイケル・ルイス、中山宥(翻訳) : 金融日記

    マネー・ボール、マイケル・ルイス、中山宥(翻訳) (Moneyball: The Art of Winning an Unfair Game, Michael Lewis) 最近、日でも映画の上映がはじまったブラッド・ピット主演の「マネー・ボール」の原作である。著者は、このブログでもたびたび紹介しているマイケル・ルイスである。彼は作家になる前はソロモン・ブラザーズで仕組債のセールスをやっていた。その時の様子を面白おかしく綴った暴露「ライアーズ・ポーカー」は世界的なベストセラーになった。そしてこのがきっかけで当時のソロモン・ブラザーズ会長が辞任に追い込まれた。最近、彼が書いた「世紀の空売り」は、今でもサブプライム問題と世界同時金融危機に関する最高のノン・フィクションだと僕は思っている。 彼のすばらしく尊敬できるところは、とにかく登場人物や会社名を全て実名で書き、そして実際の人物や会社を

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    hidaomi12 2011/11/30
  • そもそも株式会社とは、岩田規久男 : 金融日記

    そもそも株式会社とは、岩田規久男 オリンパス問題などで、最近また、企業統治とはどうあるべきか、という議論が盛んに行われるようになってきた。そこで、今日は株式会社や企業統治についてのわかりやすいを一冊紹介しよう。 このが書かれたのは、ライブドア・ショックや村上ファンド事件で、「会社は誰のものか?」という議論がにぎやかだった時だ。大学教授らしく、たんたんと株式会社の歴史や、企業統治の考え方に関しての日アメリカ、ヨーロッパ諸国でのちがいなどをわかりやすく解説している。 ファイナンス理論というのはそのほとんどがアメリカで作られたもので、そういったファイナンスの教科書に従えば、会社とは株主のものである。英米などではこれは極めて当たり前の考え方で、株主の利益を最大化することこそが経営者の仕事となる。株主というのは、会社の取り引き先、従業員、債権者(負債の利子)、政府(税金)、に利益を分配した後

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    hidaomi12 2011/11/28
  • 僕はスティーブ・ジョブズが嫌いだ : 金融日記

    Appleを世界一の企業に育てたカリスマがとうとう逝った。健康不安がささやかれていたので、特に意外感はない。世界中で彼の死去を惜しみ、彼が成し遂げたことを賞賛する声が湧き上がっている。それほど彼が多くの人たちに愛されていたということだろう。 僕は実はスティーブ・ジョブズが嫌いだ。僕のような無名で大したことを何も成し遂げていないただのブロガーと、スティーブ・ジョブズのような世界最高といわれるカリスマ経営者を比べるのは、まったくもって失礼なことであるのだが、僕のやり方と彼のやり方がとても似ているのだ。それが僕が、スティーブ・ジョブズと彼が作ったAppleという世界一価値のある会社が嫌いな理由だ。そのやり方は、あざとくて、狡賢く、そしてとても強欲だ。 彼は人のアイデアを合法的に盗み出す天才だった。そして何よりアイデアを金に変えるビジネスの最後の部分に異常にこだわった。一言でいえば、彼と、そしてA

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    hidaomi12 2011/10/07
    なるほどこういう意見もアリか。
  • 怖いのは自然エネルギーよりも自然食品かもしれない : 金融日記

    僕は、自然エネルギーに税金を湯水の如く注ぐのがいかに馬鹿げているか、いろいろとブログを書いてきたのですけど(もちろん補助金なしで競争するなら大歓迎ですが)、最近、怖いのは自然エネルギーよりも自然品の方ではないかと思うにいたりました。 僕もたまに友人のお家のランチとかディナーに呼ばれることがあるんですけど、だいたい綺麗な専業主婦の奥さんがいて、麻布とか恵比寿とか白金とか代官山に住んでるってのがパターンです。それで専業主婦って暇で暇でしょうがないし、子供がいたらそりゃ子供はかわいいということで、「子供のために」自然品にはまってる人がすごく多いのですよ。 有機栽培とか無農薬栽培とか、そういう自然品に凝っているんですね。凝ってるぐらいならいいんですけど、暇で下手に金もあるからどんどんエスカレートしていくんですよ。最初はなるべく有機野菜を使うとか、そんなものなんですけど、そのうち全部有機野菜じ

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    hidaomi12 2011/09/16
  • 野田佳彦財務相、末脚勝負で一気に差し切る : 金融日記

    野田財務相が、僕の予想に、そして大方の評論家の予想に反して、見事な差し脚を披露し、内閣総理大臣の椅子を勝ち取りました。さすが試合巧者の大蔵厩舎のエースだけあります。僕は、選挙という勝負事の面白さに感心しました。 圧倒的に国民受けがいい前原誠司前外相が立候補したことから、一気に次期首相の最有力候補に躍り出ます。市場にも、民主党関係者から「前原さんで決まり」といううわさが聞こえて来ました。これでハシゴを外されて苦境に立たされたのは、野田佳彦財務相です。前原氏とは支持層が重なるからです。野田氏は立候補するのに必要な20人の推薦人さえ集められずに苦戦しているとの報道がなされました。そこでいつもなぜか自信満々の前原氏は報道ステーションに出演し、あたかも首相になったかのようにしゃべっていました。やっぱり前原で決まり、という雰囲気が漂っていました。 しかし前原陣営が独走していると警戒した親小沢議員たちが

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    hidaomi12 2011/08/30
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