半導体製造機器で世界1位の米アプライドマテリアルズ社と、3位の東京エレクトロンは24日、対等合併を発表した。ただし、実質的にはア社が時価総額88.5億ドルとされる東京エレクトロンを93億ドルで買収した形だと報じられている。これはシティグループが2008年までに日興コーディアルグループを177億ドルで買収して以来、外国企業による最大の日本企業買収となる。合併は来年度下半期に完了予定とされている。 それぞれのカリフォルニア本社と東京本社、およびナスダックと東証への上場はいずれも維持されるが、ア社のゲイリー・ディッカーソンCEOは東京に赴任して新会社(社名未定)のCEOとなり、同じくマイケル・スプリンター会長が副会長に、東京エレクトロンの東哲郎会長兼CEOが会長に就任する。ただし新会社はオランダに登記される。新市場発掘のためと説明されているが、実際は税率回避の狙いだと各紙は報じている。 また、東