仏教の仏像と神道の鳥居という有る意味ブラジルらしい佇まい(禅光提供写真。撮影=Vitor Nogueira) 「エスピリトサント州に巨大な大仏ができたらしい」――突然、当紙読者からそう問合わせの電話があった。調べてみると、大仏は州都ヴィトリア市から高速道路BR-101号線を北進した先の人口約1万2千人ほどのイビラス市に建てられていた。大仏は101号高速道路沿いにある「鳥居公園(Praça do Tôrii)」内に作られ、台座を含めると35メートル、重さは350トンもある。奈良の大仏は高さ15メートルで重さ400トン、鎌倉の大仏は12・4メートルで120トン。リオ市コルコバードの丘のキリスト像は高さ30メートルなので、それを超える大きさだ。さっそくお寺を探し、住職に話を聞いてみた。 大仏は曹洞宗寺白雲山禅光寺(ビッチ大樹住職、Mosteiro Zen Morro da Vargem)が建立し
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