子供の心臓病は生まれつきの場合がほとんどと言われます。 胎児の心臓は妊娠3週から8週にかけてできあがります。胎児の心臓ははじめ、1本の管として現れます。この管が曲がったり、ねじれたりして、塊になり、やがて、この中に仕切りができて、心房や心室、大血管や4つの弁などが完成します。 この発達の過程の途中で障害を受けると、左右の心房や心室の壁が十分にできずに孔が残ったりするのです。障害の発生を予防するには妊娠2~9週にかけて、風疹などヴィールス感染、薬物の副作用、放射線の影響や染色体異常の機会を避けることが必要だそうです。 でも、これだけが、原因というわけではありません。実際、心房中隔欠損の子供を産んだ私には、妊娠期間中に上記にあるような機会に接した記憶はありません。 次に遺伝の可能性ですが、通常、先天性心疾患の子供が産まれる確率は、約100人に一人と言われていますが、両親のいずれかが先天