演説した各政党の国会議員らに見守られながら、投票箱に1票を投じる盛岡大付属高校の3年生たち=盛岡市の同校で2024年7月2日午後2時56分、釣田祐喜撮影 盛岡市の盛岡大付属高校で3年生を対象に行われている模擬選挙は、「リアルさ」にこだわった異色の形式で知られる。18歳への選挙権が付与され、各地の学校が「主権者教育」に取り組む。今年も2日に行われた同校の模擬選挙は、演説する側も1票を投じる側も真剣そのもの。そして気になる開票結果は――。 3年生204人でびっしりと埋まった同校の集会場。最初に登壇したのは自民党岩手県連会長の藤原崇衆院議員(岩手3区)。演説では年金制度について取り上げ「将来、制度が維持されるか不安を持つ人もいるだろう」としながら、5年ごとの人口動向などを基に見直される現在の制度の維持に理解を求めた。 これに対し、日本維新の会の沢田良衆院議員(比例北関東)は「今、日本にある当たり