米University of Connecticutで教授を務める化学者のFotios Papadimitrakopoulos氏である。 カーボン・ナノチューブの発光現象はすでに実験的に確認されているが、発光効率についてはなぜか理論的な予測値よりも低い値しか得られていなかった。今回、米University of ConnecticutのFotios Papadimitrakopoulos教授が率いる研究グループは、発光効率を抑制していたメカニズムを解明するとともに、その解決法を開発したという。 Papadimitrakopoulos教授は、同大学のInstitute of Material Science and Nanomaterials Optoelectronics Laboratoryとの共同研究によって、従来は0.5%程度だった発光効率を40倍の20%まで高めることに成功した