イエメンの首都サヌア郊外の病院で治療を受ける栄養失調の幼児(2017年1月9日撮影)。(c)AFP/Mohammed HUWAIS 【2月13日 AFP】イエメン政府軍とイスラム教シーア派(Shiite)系反政府武装勢力「フーシ派(Huthi)」による内戦で父親を失ったムスタファ君(15)は、生き延びるために物乞いをするようになった。 フーシ派が掌握する首都サヌア(Sanaa)の方々の交差点では毎日、大勢の子どもたちが自分ときょうだいが食べていくために物乞いをしている。ムスタファ君はその一人にすぎない。2015年に激化した内戦で片親か両親を失った子どももいれば、内戦により給料が支払われなくなった公務員の親を助けようとしている子どももいる。 ムスタファ君は2年前、北部ハラド(Haradh)で父親を亡くした。その後、母親と3人の兄弟と共に首都に移った。「仕事を見つけようとしたけど、見つからなか