「川柳ねじまき」4号が完成した。目標の2017年末の発行には20日ほど遅れたことになる。12月に「杜人」を手にして平伏し、1月に入って「晴」に出会って心が躍った。ねじまきも、ねじまきも・・・と焦りながら、ようやくである。第2号、3号では、リレー作品評だったが、第4号ではメンバー各自が同じテーマでエッセイを書いている。テーマを何にするのか、散々迷った挙句「どうせなら、ぐいっと攻めちゃいましょう」「いちばん書きにくそうなタイトルにしちゃうのはどうですか?」「やっぱ、愛」「え!愛?」「どうせなら」とわかったようなわからないようなやりとりの結果、「愛について」というテーマに決定したのである。攻めちゃいましょうとは口ばかりで逃げ回る者あり、正面突破を試みる者ありの「愛」となった。川柳作品各20句、エッセイの他に、仙台で佛渕雀羅さんに捌いていただいた連句や高得点句を取り上げた討論会の実況も。二村典子が