前橋育英高校の優勝で幕を閉じた第95回全国高校野球選手権大会。その大会の中で、ひと際目立った選手がいた。「カット打法」で注目を浴びた岩手県代表・花巻東高校の千葉翔太選手だ。 ファウルで粘り続ける「カット打法」は、アップされている動画でもわかるように投手との根比べであり、それは彼の高い技術があってこそできるものである。それでは、なぜここまで話題になっているのだろうか。 ・千葉選手のボールカット技術 千葉選手のボールカットは、2ストライクに追い込まれてからはバスターのような構えで、ファウルにするのが特徴だ。球数を投げさせつつミスを誘い、何としても塁に出ようという気概が感じられるもので、特集も多く組まれたことは記憶に新しい。 ちなみに千葉選手は、このカット打法で初戦の滋賀県代表・彦根東戦では34球、準々決勝の徳島県代表・鳴門戦では41球を相手投手に投げさせた。選球眼のよさはもちろんだが、ファウル
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